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「緩く行っても出ている意味がない」。流経大のルーキー、関が先発起用に強度あるプレーで応えるも後半ATに退場…

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流通経済大の1年生SB関大和が勝利に貢献

[9.6 総理大臣杯準々決勝 東海学園大 1-2 流通経済大 J-GREEN堺]
 
 流通経済大は4日の2回戦(対関西大)の前半に右SB本村武揚(2年=流通経済大柏高)が肩を脱臼して負傷退場。「タケ(本村)が脱臼した瞬間、オレだなとは分かっていたんですけど、年上の試合に出るのは高校から通じて出たことがなかったので最初バクバクしちゃったりした」というルーキーのMF関大和(1年=流通経済大柏高)が代わりに右SBを務めて2-0の勝利に貢献した。
 
 心構え、準備もしっかりとできていたというこの日は東海学園大の攻撃のキーマン、左FW榎本大輝(3年=中央学院高)とマッチアップ。「1対1で負けないこと。守備に自信を持って、そこで負けたら通用するものが何もないから」と相手の突破に食らいついた関は前半にイエローカードを受けながらも対人守備で健闘していた。

 最終ラインで身体を相手の前にねじ込んでボールを奪い取ったほか、セカンドボールに対してもいち早く反応。身体を張った守備だけでなく、思い切りの良い攻撃参加も見せていた。

「自分は球際の強さとかでしか貢献できないと思っている。器用な選手ではないし、緩く行っても出ている意味がない。そこはこだわって」と持ち味を公式戦で発揮。後半ラストプレーのスローイン時に遅延行為で2枚目のイエローカードを受け、退場したことは残念だったが、先輩SBの穴を埋めるプレーで次の戦いへ繋げた。

「次、明治と決まっていて、全国大会のデカイ舞台でできるのはいい経験になるし、出たかった」と準決勝の出場停止を悔しがったが、同時に「しっかりこの1試合(東海学園大戦)やりきれたのは自信になった」と手応えも感じた様子だった。

 昨年、流通経済大柏高の主将としてインターハイ準優勝。守備力の高さを武器とするMFはタレント軍団の流経大でその長所がまだまだ足りないということを実感しているのだという。その守備、そして高校時代よりも進化したと感じている攻撃面のさらなるレベルアップに取り組みながら、将来のプロ入りを目指していく。

 関は先述した流経大柏3年時のインターハイでも累積警告のために決勝戦で出場停止。「トーナメントで1試合出場停止になるジンクス」と苦笑いしていた。当時、関不在だった流経大柏は決勝で0-1敗戦。だが、今回は先輩たちが必ず勝ってくれると信じている。そして決勝で出場チャンスを得ることができれば、全力で戦い、走り抜いて、日本一獲得の力になる。

(取材・文 吉田太郎)
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