beacon

酒井高徳が後半開始わずか3分で交代された理由…HSV指揮官が説明

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF酒井高徳はドルトムント戦でやや不可解とも言える交代をした

 ハンブルガーSVに所属する日本代表DF酒井高徳は、ドルトムント戦でやや不可解とも言える交代をしたが、その理由が明らかになっている。

 昨シーズンに引き続き、今シーズンも主将に任命されながら、酒井は定位置をつかみ損ねている。ブンデスリーガ開幕から4試合はいずれも先発から外れ、第5節のドルトムント戦でようやく先発出場のチャンスを手にした。しかし、チームは0-3と完敗を喫し、酒井への評価も厳しいものとなっている。

 またドイツ紙『ビルト』は、酒井が48分という後半始まって間もない時間に途中交代されたことに注目。ハーフタイム中にドウグラス・サントスがアップしていたため、交代は予想されていたが、なぜ後半開始時に交代されなかったのかと疑問を呈している。

 そこには、明確な理由があったようで、HSVを率いるマルクス・ギズドル監督はこのように説明する。

「主審に酒井が次の場面(ファウル)で退場となることを明確に伝えられたのでね。でもサントスが準備を終えていなかったので、酒井がもう一度入らなければならなかった」

 酒井は31分に相手FWアンドリー・ヤルモレンコを後ろからファウル。同選手のアキレス腱にタックルし、イエローカードを提示されていた。『ビルト』によれば、一発退場となる可能性も十分あったという。

 また、酒井も「監督はハーフタイム後には相手にプレスをかける考えだったので、僕が2枚目の警告を受けて退場となる可能性を懸念していた」と話して、途中交代に理解を示す。

 後半開始直後の交代は、監督が酒井のパフォーマンスに不満だったためではなく、数的不利にならないための手段だったようだ。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2017-18特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP