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関根貴大、新天地で出場機会が訪れないワケは?インゴルシュタットGMが語る新戦力の現在地

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今夏、浦和から移籍したMF関根貴大だが苦戦している

 今夏に浦和レッズからブンデスリーガ2部のインゴルシュタットに渡ったMF関根貴大はここまで1試合での途中出場にとどまっている。同選手の状況についてクラブのハラルド・ゲルトナーGM(ゼネラルマネジャー)が地元メディアで言及した。

 1部からの降格を強いられたインゴルシュタットだが、主力選手の流出も響き、開幕3試合を落としたところでマイク・バルプルギス監督を解任。クラブの2軍を率いていたシュテファン・ライトル監督がトップチームの指揮を執ることになり、第9節消化時点で4勝1分け5敗と順位を12位に上げている。

 バルプルギス前監督のラストマッチとなった第3節で選手登録が完了したばかりだった関根はデビューを果たしたが、この一戦では失点に関与するなどアピールに失敗。その後、ライトル新監督の下ではベンチ入りも2度にとどまり、出場機会は訪れていない。

 新天地で苦しいスタートとなった関根だが、ゲルトナーGMは地元紙『ドナウクリーア』のインタビューで同選手の獲得はクラブブランドの国際化やスポンサーのファルケンタイヤ社と関連しているのかと問われた。「もちろん、我々は固定観念にとらわれず、他のマーケットも視野に入れていかなければならない」と返し、次のように続けた。

「タカヒロ・セキネや(ブラジル人DF)パウロ・オタビオもより大きなポテンシャルを秘める若い選手たちだ。獲得に関するリスクは大き過ぎず、我々は計算に入れられる程度だ。彼らのような選手たちは練習の質を高める上、我々の下で成長することができる」

「彼らは2部で戦うことについて理解しなければいけない。そして、大事なのは、それぞれに時間が与えられること、我慢が必要であることを把握すること。タカヒロは攻撃面で違いをつくり出せる選手だよ。ただ実際に成功するのかはほかのみんなと同様に彼次第となる」

 ドイツに渡ってからまだ2か月の関根。新しい環境のなかで今後しばらく新監督の信頼を勝ち取るため、練習でアピールする日々が続くことになるかもしれないが、クラブのGMはその実力に対する期待感もうかがわせている。

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