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中村ハットに刺激、エース宮代大聖2戦連発へ「自分の得点で勝利に導けたら」

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2戦連発を狙うFW宮代大聖(川崎F U-18)

 大一番で暴れる準備はできている。8日のホンジュラス戦で大会初ゴールを決めたFW宮代大聖(川崎F U-18)はフランス戦もFW久保建英(FC東京U-18)とのツートップで先発が濃厚。コンディションに不安はなく、「中2日でいい感じに持ってこれている。明日はチームとして爆発できると思う」と意気込んだ。

 ホンジュラス戦では背後のスペースを突く鋭い飛び出しで相手の脅威となり、強烈ヘッドでチーム5点目を叩き込んだ。同試合ではFW中村敬斗(三菱養和SCユース)がハットトリックを達成。「多少の刺激はあった」とゴールハンターとしての本能を刺激されたが、「まず第一にチームの勝利を考えて、自分の得点でチームを勝利に導けたら」とフォアザチームを強調。

「初戦よりは厳しい戦いになると思う。チーム全体としてハードワークをして、ベンチを含めてチーム全員で勝利に向かって頑張っていきたいです」

 強豪相手にこそ真価を発揮するのが宮代だ。今年は強豪アメリカ、メキシコの両雄からゴールを奪取。7月の国際ユースサッカーin新潟のメキシコ戦(1-0)で決勝ゴール、8月のチェコ遠征ではアメリカ戦(4-0)で2ゴールを沈め、勝利を呼び込んできた。その頼もしい活躍ぶりに、森山佳郎監督も「相手が強いほど(ゴールを)決める。強いチームになればなるほど活躍する選手」と太鼓判を押す。

 初戦7発と強さを見せたフランス相手にも輝きを放つか。宮代自身は「毎回同じ意気込みで、強い気持ちを持って試合に臨んでいる」と相手を問わずに最高のパフォーマンスを誓い、「徹底してボールを動かして、相手を揺さぶって隙を突くことは意識したい」と2戦連発を狙う。

(取材・文 佐藤亜希子)

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