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「すべてを懸けたい」、筑波大3人目のプロ内定者・DF野口航が北九州入団を語る

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DF野口航(4年=大津高)がギラヴァンツ北九州入団について語った

[10.10 関東大学1部L第16節 筑波大7-1桐蔭横浜大 筑波大第一サッカー場]

 9日にギラヴァンツ北九州入団内定が発表された筑波大DF野口航(4年=大津高)はこの試合も左サイドバックでフル出場。攻守のバランスをとりながら、大量得点での4連勝に貢献した。

 前半はMF三笘薫(2年=川崎F U-18)とともに左サイドからの攻撃を構築し、持ち味であるカウンターを何度も仕掛ける。しかし桐蔭横浜大MFイサカ・ゼイン(2年=桐光学園高)が突破力のある攻撃を仕掛けてくる場面も多く、「できるだけ薫に守備をさせずに、自分が2人見られるなら2人見た」と守備に奔走する場面も多かった。

 前半43分、野口のパスが敵陣に流れたところからMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)が先制点を決める。しかし直後のアディショナルタイム2分、「一瞬判断が遅れてしまった」とイサカに突破を許してしまい、失点につながるクロスを上げられてしまう。「無失点にこだわっていたので、自分も含めて修正していかないと」と大量得点での勝利よりも1失点の悔しさを滲ませた。

 大学卒業後は地元・大分県と同じ九州地方のギラヴァンツ北九州への入団を決断。夏に練習参加の誘いを受け、そこから正式オファーをもらい内定に至った。「九州出身ということもあり、そこでキャリアをスタートできるのはやりがいがあるし、モチベーションも特別なものを持ってやれるなと思いました」と経緯について語る。「スタジアムも新しくできたし、自分たちで新しい風を起こして上のカテゴリーに上がっていけるクラブ」と環境面も決め手のひとつになったという。

 今夏、筑波大は天皇杯で“ジャイアントキリング”を起こしてYS横浜、仙台、福岡を撃破。4回戦で大宮に敗れたものの、野口は全4試合でフル出場した。Jリーガーを相手にしたことに「守備はある程度やれるなと感じました。自分はサイズもないし競り合いとかは強くないんですけど、読みの部分ではプロ相手にも通用する」と手応えを掴んでおり、攻撃については「Jリーガーは判断スピードが早く、一瞬の突破力とかは付けていかないと通用しないと感じました」と自らの課題も見つけた。

 高校や大学時代では左サイドバック以外に攻撃的なポジションもこなしてきた。「サイドハーフなど複数のポジションも求められていくとは思うので、与えられたところでしっかりとパフォーマンスを発揮したい」と初年度から定位置確保を狙う。「まずはしっかりと1年目から試合に絡んでチームがJ2、J1と上がっていけるように。自分の持っているものをすべて懸けたいと思っています」。脚光浴びた筑波大で切磋琢磨を続けてきたサイドアタッカーが来季、九州地方にJリーガーとして凱旋する。

(取材・文 石川祐介)
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