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一発退場の原口元気、問題は“意気込みすぎ”?ヘルタ指揮官や強化部長が再度指摘

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ヘルタ・ベルリンFW原口元気

 ヘルタ・ベルリンは14日に行われたブンデスリーガ第8節のシャルケ戦を0-2で落とした。パル・ダルダイ監督やミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)は、一発退場となったFW原口元気のプレーを擁護しつつ、同選手の「過剰なモチベーション」を問題視している。

 前節バイエルン戦で見事なドリブルからアシストを記録し、王者から勝ち点1獲得に貢献した原口。シャルケ戦でも先発出場を果たすが、スコアレスの状況で迎えた前半終了間際にはボールを失いリカバーを試みると、スライディングがシャルケFWギド・ブルクシュタラーの右足に。主審はこのファウルに迷うことなく、レッドカードを提示。同選手にとって、ブンデスリーガ90試合目にて初の退場処分となった。

 ドイツ誌『キッカー』が伝えたコメントによると、プレーツSDは試合後、「退場者を出すまで試合はオープンだった」と言及。原口の退場が試合の流れを大きく変えたとした。そのファウルについては「過剰なモチベーション、そして疲労のミックスによるもの。ゲンキが担当するサイドでたくさん走っていたのでね」と話す同SDは「彼は遅れてしまった。アンラッキーで不要だったが、ゲンキは意図的なファウルをするようなタイプじゃない」と続けた。

 また過去にも「意気込み過ぎる」ことを理由に原口を先発メンバーから外したことがあるダルダイ監督だが、近々に同選手と話し合う予定であることを明かしている。そして、「モチベーションがあり余っている選手を引き止めるのは難しい」ともはや“制御不可能”となるリスクへの懸念を口にし、「ゲンキは以前もそういう時がよくあった」と述べた。

 なお、マッチレポートでも「原口のブルクシュタラーへのタックルが試合を左右した」と記した『キッカー』は原口に最低点「6」をつけている。

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