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W杯予選敗退のオランダ、アドフォカート監督が親善試合後の辞意を表明

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ディック・アドフォカート監督が辞意を表明

 オランダ代表のディック・アドフォカート監督(70)が辞任の意向を表明した。9日、英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

 オランダはブラジルW杯でチームを率いたルイス・ファン・ハール監督の退任後、フース・ヒディンク氏が2度目の指揮官に就任。しかしEURO予選での成績不振により2015年6月にヒディンク氏と契約を解除し、コーチだったダニー・ブリント氏が昇格した。

 ブリント氏のもとで心機一転を図ったがEURO本大会出場は叶わず、W杯予選も5試合で2勝1分2敗と危機的状況となったため、今年5月からアドフォカート監督が就任。だが、起死回生の手段も功を奏さず、EUROに続いてW杯出場権も逃していた。

 オランダは9日にスコットランド代表と、14日にルーマニア代表と対戦。アドフォカート監督は2試合が終わった段階での辞任を決断した。「この2試合が私にとって最後の試合になる。その後は代表を去るよ」と決意を表明し、「私は今後のことはまだ話していないし、クラブも私を採用するかわからない。2試合を終えた後に今後の進路を考えるよ。ファン・ハールと同じく、私も“絶対ない”とは言わないさ」と今後について含みを持たせた。

 02年の日韓W杯以来の予選敗退となったオランダ。大黒柱のFWアリエン・ロッベンも代表引退を表明しており、今後は“暗黒期”脱出のために早急かつ抜本的な改革が必要になる。

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