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ラニエリ、SNSで口撃のドメネクに「モラルない。彼のサッカー論は当てにならない」

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クラウディオ・ラニエリ監督がドメネクの投稿に不快感を示した

 ナントの指揮官クラウディオ・ラニエリは元フランス代表監督レイモン・ドメネクの挑発に苛立ちを見せた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が23日、報じている。

 ナントは18日、リーグ・アン第13節で首位パリSGと対戦。守備的な戦術を敷いたにも関わらず、4失点を喫し敗れた。これに対し、ドメネクはツイッター上で「結局、メルセデスベンツのバス2台の作戦も小型車2台と変わらなかったようだ」と綴り、ラニエリが試合前に「ゴール前にバスを2台並べたい」と話していたことや、バルダマー・キタ会長がラニエリをメルセデスベンツに例えていたことを皮肉った。

 ラニエリは23日、レンヌ戦に向けた記者会見に出席した際、ドメネクの皮肉を一蹴した。

「批判は成長につながるので受け入れるが、それが誰の発言かにもよる。ドメネクの行動にはモラルがない。彼の意見はバスや演劇に関するものなら聞き入れるつもりだが、サッカーはありえない」

 ドメネクは今夏、ラニエリのナント監督就任が報じられた際、当時65歳だった同監督について、フランスで指揮を執るには高齢すぎるとして反対した経緯がある。フランスリーグでは規定により65歳以上の監督の就任を認めていないものの、ラニエリの実績を考慮し特例として承認された。だが両者の間のしこりは現在も残っているようだ。

 なおパリSG戦終了後、ラニエリはイタリア代表指揮官の候補に挙がった場合、応じる意向を示していたが、「他の人物を招聘すると思う。私はここで満足しており、ナントに集中している」と述べ、一歩後退する姿勢を見せた。

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