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清水自力でJ1残留決めた!!増田誓志が逆転弾、鄭大世ダメ押し弾で9試合ぶり勝利

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清水が自力で残留を決めた

[12.2 J1第34節 神戸1-3清水 神戸ユ]

 J1第34節が2日、各地で行われ、15位清水エスパルスは敵地で9位ヴィッセル神戸を対戦し、3-1で逆転勝利をおさめた。勝利すれば自力で残留を確定できた清水は9試合ぶりの白星でJ1の座を死守し、来季もJ1リーグを戦うことが決まった。

 ホームの神戸は前節C大阪戦(1-3)から先発4人を変更。右サイドバックはDF高橋峻希、左サイドバックはDF伊野波雅彦が10試合ぶりに先発。出場停止のMFニウトンに代わってMF高橋秀人が先発に戻ったほか、MF田中順也が4試合ぶりにスタメンに入った。
 一方、清水は新潟戦(2-3)から1人を入れ替え、DF角田誠が5試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半13分に神戸が先手を取った。相手のパスをカットしたDF高橋峻希がMF藤田直之のスルーパスに走り込み、カウンターへ。左サイドを駆け上がってマイナスのクロスを入れると、エリア内に進入したFW渡邉千真が右足シュートを沈めた。渡邉の3試合連続、今季8点目で神戸が先制に成功。しかし、負けられない清水がすぐさま試合を振り出しに戻した。

 前半18分、PA手前の位置でFKのチャンスを獲得。キッカーのFW北川航也が右足を振り抜くと、GKの手をかすめたシュートが豪快にネットを揺らした。1-1に追いついた清水は勢いに乗り、前半26分、MFミッチェル・デューク、MF金子翔太とつないだボールにMF増田誓志が走り込み、ペナルティーアーク内で右足を一閃。増田の移籍後初ゴールで清水が逆転に成功した。

 2-1で前半を折り返した清水は後半開始と同時にミッチェル・デュークを下げ、MF白崎凌兵を投入。神戸も同時に2人を入れ替え、藤田に代えてMF松下佳貴、高橋秀に代えてMF三原雅俊を投入。ボールを保持したのは神戸だったが、次の1点を奪ったのも清水だった。

 後半13分、DF松原后が左FKを蹴り込むと、ニアサイドの北川が頭でそらし、ゴール前のFW鄭大世が冷静に頭で押し込んだ。エースの今季10ゴール目でリードは2点差に。鄭大世の周りには歓喜の輪が広がった。

 守備に重心を置いた清水は連動したプレスで相手のチャンスを潰し、そのまま3-1で逃げ切った。自力で残留を決め、敵地に乗り込んだ清水サポーターからは大きな歓声が沸き上がった。清水の勢いに屈した神戸はホーム最終節を勝利で飾れず、J1通算200勝は来季に持ち越しとなった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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