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大岩監督「本当に私の経験不足」…最後の最後で失速し、川崎Fに逆転優勝を許した鹿島

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鹿島アントラーズを率いる大岩剛監督

[12.2 J1第34節 磐田0-0鹿島 ヤマハ]

 2試合連続スコアレスドロー。1点も奪われなかったが、1点も奪えなかった。鹿島アントラーズは残り2試合で勝ち点2の上積みにとどまり、川崎Fに逆転優勝を許してしまった。

 自力で優勝を決めるには勝つしかない最終節の磐田戦。序盤から主導権を握られる苦しい展開となりながらも、体を張った粘り強い守備で相手の攻撃をしのいで失点を防ぐと、後半は攻撃にリズムが生まれ始めてゴールに迫る場面を創出。しかし、最後まで得点が生まれることはなかった。

「悔しい気持ち、残念な気持ちでいっぱいです」と肩を落とした大岩剛監督は、「ヤマハスタジアムまで来て頂いたサポーターの皆さんには非常に感謝している。勝利を届けられなくて、非常に責任を感じています」と続けた。

 今季シーズン途中に就任すると、就任後の5連勝で前半戦の首位ターンを決めた。第21節に首位に立つと、一度もその座を明け渡すことなく最終節を迎えたが、最後の最後で2位に転落した。

「この悔しさを次につなげようと選手に伝えた」という指揮官は、「選手は非常によく頑張ってくれたし、戦ってくれた」と労いつつ、「本当に私の経験不足だと思う」と2連覇を逃したことで声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)
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