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中国との“高さ勝負”に気合、デビュー期待の植田「そういう相手は持って来い」

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DF植田直通は今度こそ代表デビューなるか

 最高の準備をして待つだけだ。初招集から約3年。A代表デビューの瞬間を待ちわびる日本代表DF植田直通(鹿島)は12日のE-1選手権・中国戦(味スタ)に向けても、これまでと変わらないスタンスで臨んでいる。

 試合前の取材では毎回のように報道陣から「試合に出たい気持ちがさらに強まっているのでは」という趣旨の質問が出る。それでも植田は嫌な顔をせず、いうも前を向いて答えている。

「毎回言っていますけど、その欲がない選手はここにはいない。時間はかかっているかもしれないけど、その分、成長していると思うし、チャンスが来たらやるだけ。しっかりと準備したい」

 国内組で臨む今大会。植田にも代表デビューの期待が高まる中、9日の北朝鮮戦(1-0)でセンターバックを組んだのはDF昌子源とDF谷口彰悟だった。植田にもDF三浦弦太にもチャンスは訪れず。それでもハリルホジッチ監督は「選手を入れ替えながら臨みたい」と話しており、DFリーダーの昌子は固定したとしても、その“相棒”は試合ごとに替わる可能性もある。

 ミーティングでは中国の映像も確認。「平均的に身長が高いし、高さを使ったプレーが多くなると思う」と警戒しながらも、高さ勝負なら植田の持ち味も生きてくる。「試合に出ることがあれば、そこは僕の強みでもある。そういう相手は持って来いだし、そういう部分を出させないようにしたい」と気合十分だった。

(取材・文 西山紘平)

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