新たな一歩を踏み出した。市立船橋高からジェフユナイテッド千葉に加入したDF杉山弾斗は、『2018キックオフフェスタ!』でプロ選手1年目の意気込みを示した。

　会場には1000人を超えるファン・サポーターが詰めかけた。「あれだけ多くのサポーターの方が目の前にいるのは初めての経験。多くの人に支えられながら、これからやっていくんだなと実感しています」。早くもサポーターの力を直で感じるだけでなく、初めてユニフォームにも袖を通し、「早く試合で着たい」と笑みをこぼす。

　市立船橋高で過ごした3年間は「人生が変わった」と振り返る。「高校に入る前も、プロを目指していたけど、近い存在とは言えなかった。けど、高校1年目から試合に出させてもらい、いろいろな経験をする中で、本当にプロの道に近付く、入るきっかけとなった3年間を過ごせたと思います」。

　千葉U-18から昇格したFW古川大悟、香川西高から加入したMF本田功輝とともにチーム最年少となるが、ピッチ上では「サッカーが始まれば問題ないかなと思う」と胸を張ると、「一発芸も大丈夫。市船なんで(笑)」とピッチ外でも先輩との距離を縮めていこうとしている。

　1年目の目標は「試合に絡むこと」。そして、「日々成長して、この先のサッカー人生につなげていけるような1年にしたい」とルーキーイヤーに臨む。18歳の若武者の新たな物語が、今始まった。

(取材・文　折戸岳彦)

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