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準V流経柏、今大会わずか1失点に泣く…三本木が飯島マンマーク、波状攻撃には気迫守備

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流経大柏はDF三本木達哉(3年=20)を先発させるなど作戦成功かに思えたが…

[1.8 高校選手権決勝 流経大柏0-1前橋育英 埼玉]

 10年ぶりの選手権制覇を目指した流通経済大柏高(千葉)だったが、決勝で前橋育英高(群馬)に0-1で敗れた。

 大会を通じでわずか1失点。決勝も90分を戦い終え、“419分無失点”を継続させた流経大柏だったが、後半アディショナルタイム2分にFW榎本樹(2年)に与えた得点によって、優勝を逃した。

 作戦ははまった。今大会準々決勝と準決勝で途中出場したのみだったDF三本木達哉(3年)をスタメンに抜擢。そして今大会7得点と絶好調の相手エースFW飯島陸(3年)のマンマークを指示。飯島にほとんど前を向かせない完璧な“スッポンマーク”をみせた。

 気迫も十分だった。後半35分には前橋育英がCKから波状攻撃。しかしDF松田陸(3年)のヘディングをDF関川郁万(2年)が防ぐと、続くMF塩澤隼人(3年)のシュートは三本木とDF瀬戸山俊(3年)、DF角田涼太朗(3年)に打たれたシュートもカバーに入ったDF佐藤蓮(3年)がゴールライン上で決死のセーブ。優勝への執念を見せていた。

 無失点優勝となれば、1977年度の帝京高(東京)、1986年度の東海大一高(静岡)、そして1999年の市立船橋高(千葉)以来となる、首都圏開催以降では史上4校目の快挙となるはずだったが、後半アディショナルタイムに与えたわずか1失点に泣くことになった。

(写真提供『高校サッカー年鑑』)

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