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意地ぶつかる“信越ダービー”はドロー決着…新潟FW矢野が先制点、松本はセルジーニョ弾で追いつく

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[3.3 J2第2節 新潟1-1松本 デンカS]

 J2リーグは3日、第2節を行った。デンカビッグスワンスタジアムでは、アルビレックス新潟松本山雅FCが対戦し、1-1で引き分けに終わった。

 2003年以来のJ2で開幕戦白星を飾った新潟は、前節・讃岐戦(1-0)から3人を変更し、MF高木善朗が移籍後初スタメン。DF富澤清太郎とFW矢野貴章が先発起用された。一方、横浜FC(0-0)との開幕戦は引き分けた松本。その試合から先発を2人変更し、MF岩間雄大とMF石原崇兆がスターティングメンバーに名を連ねた。

 ボランティアの協力があって行われた雪かきの雪がピッチ脇に残る中、“信越ダービー”が開催された。試合は、新潟が優勢に進める。今季初先発の矢野を中心に攻撃の形を作り、守備でもハードワークして松本に決定機を与えなかった。すると、前半終了間際にスコアが動いた。

 新潟は前半44分、左サイドに展開されたボールからDF安田理大が高木へとつなぎクロスを供給。MF加藤大と共に飛び込んだ矢野が打点の高いヘッドを叩き込み、先制点。前半を1-0で終えた。

 後半も集中した守りで主導権を握る新潟。FW河田篤秀がドリブルで積極的に仕掛け、安田が左から切れ込んでシュートを放つなど、松本ゴールに迫った。いい形が作れない松本は後半15分に動き、FW高崎寛之とMF前田直輝を下げ、MFセルジーニョとMF工藤浩平をピッチに送り込んだ。

 新潟は後半19分、左サイド深くまで攻め込んだ安田が上げたクロスを矢野が打点の高いヘディングシュート。惜しくもゴール上に外れてしまう。すると、直後に松本に決定機が生まれる。

 松本は後半20分、ボールを運んだセルジーニョが左足ミドル。GKアレックス・ムラーリャが弾いたボールにMF石原崇兆が反応し、PA左から左シュートを放ったが、左ポストを叩いた。22分には、工藤の浮き球パスをPA左で受けたFW永井龍が反転から左足ボレーを放ったが、これも左ポストに阻まれた。

 さらに攻勢を強める松本は後半26分、左サイドから石原がクロスを上げると、PA右まで流れたボールをフリーのDF田中隼磨が右足シュート。これもチャンスだったが、DFソン・ジュフンの体を放ったブロックに防がれた。31分には、最後の交代カードでFW前田大然を投入すると、5分後に待望の同点ゴールが生まれた。

 松本は後半36分、PA右脇から田中が低い弾道クロスを入れる。これをゴール前に走り込んだセルジーニョが右足ヒールで合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。その後も、松本が押し気味に試合を進めたが、そのまま1-1でタイムアップ。J1で対戦した2015年以来の一戦は、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

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