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変更点はビデオ判定だけじゃない…ロシアW杯ではベンチの『外部通信』が可能に

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ロシアW杯ではベンチと外部との通信が認められる

 国際サッカー連盟(FIFA)は16日、2018年初めての理事会をコロンビアのボゴタで行い、ロシアW杯の開催方式について議論した。今大会ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の使用だけでなく、さまざまなレギュレーション変更が加えられている。

 今大会での変更は、国際サッカー評議会の決定に従うもの。メイントピックとしてはVARの導入が注目されている。すでに欧州各国リーグ戦の他、すでに一昨年のクラブW杯、昨年のU-20W杯などで採用されており、サッカー界最大のビッグイベントでも使用が決まった。

 さらに選手交代のルールも変更。これまでは一律3人までの交代選手起用が許されていたが、今大会では延長戦に入ると追加の交代が認められる。この仕組みは2016年のリオ五輪でも導入されており、1試合あたりの運動量が増え続けていることを受けての措置とみられている。

 また、戦術面に大きな影響が出てきそうな変更点も。選手へ指示を出す目的に限って、テクニカルエリアに外部から情報を伝えることが認められたのだ。試合中の分析が高度化することが期待され、試合を見ながらタブレットやパソコンでデータを送信するアナリストの役割が大きくなりそうだ。

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