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青森山田、高校選抜の先輩・後輩が交流。左SB佐藤拓海は「自分も」先輩SB三国に負けない活躍誓う

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日本高校選抜の左SB佐藤拓海は先輩DFに負けない活躍を誓う

[3.23 練習試合 日本高校選抜 1-3 順天堂大 市原スポレクパーク]

 昨年、日本高校選抜の一員として世界と戦ったDFが後輩たちにアドバイス。後輩は先輩に負けないような活躍を誓った。

 2本目に順天堂大のCBとしてプレーした三国スティビアエブス(新2年=青森山田高、17年日本高校選抜)と、日本高校選抜のCB蓑田広大(青森山田高→法政大)、左SB佐藤拓海(青森山田高→神奈川大)が試合後に交流。三国は青森山田の後輩が日本高校選抜の後輩になったことを「入ってくれるのは嬉しいですね」と喜んでいた。

 ただし、笑いが起きていた会話は「(2人とも)ひたすらイジってくる。イジりしに来ている。話を聞く態度じゃないです(笑)」と三国。それでも、先輩DFは「(昨年、親善試合で)オランダ代表と対戦した時にビックリしたのが身体の強さやスピードだったので、それは言っておきました。日本とレベルが違うと感じたことだけは話したので、ちゃんと聞いていれば(微笑)分かってくれると思います」と、1年前に世界で自身が感じたことを“最低限”後輩たちに伝えていた。

 後輩、特に佐藤拓にとって三国は、高校時代に同じ左SBを務めていた目標の選手。「(高校選抜になることはできたが)追いついていないですね。全然。エブスさん、運動量とか上下動とか凄いので見習いたいです」と話すように、“イジっていても”憧れであることは変わらない。

 蓑田が2本目に出場した一方、佐藤拓は2本目のみ出場せず、「(先輩の三国は)右(SB)もできるんでやりたかったですね」と直接対決できなかったことを残念がっていた。先輩相手に力試しすることはできなかったが、左SBの先発候補である佐藤拓が世界を体感するチャンスは多そう。この日、積極的に攻撃に絡んでいた佐藤拓はデュッセルドルフ国際ユース大会へ向けて「(昨年、三国は)活躍していたと思うので、自分も試合にできるだけ多く出て、守備とできるだけ攻撃でも得点に絡めるように上下運動を繰り返していけたらいいと思います」と意気込んだ。

 昨年、三国はデュッセルドルフ国際大会初戦でゴールを決めたほか、フィジカル能力の高さを活かしたプレーで存在感を放っていた。それだけに佐藤拓は「1点とアシストもしたい」ときっぱり。先輩DFに続いて高校選抜入りした青森山田出身の左SBが、チームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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