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高校選抜の2トップが居残りシュート練習。町野「結果を出さなきゃマズイ」

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日本高校選抜FW町野修斗は決定的なラストパスも

[3.23 練習試合 日本高校選抜 1-3 順天堂大 市原スポレクパーク]

 順天堂大と30分×3本の練習試合を終えた後、日本高校選抜のFW町野修斗(履正社高→横浜FM)とFW飯島陸(前橋育英高→法政大)が居残りでシュート練習を行った。GK湯沢拓也(前橋育英高→立正大)を相手にDF角田涼太朗(前橋育英高→筑波大)のクロスなどからシュートを連発。明日24日から始まる欧州遠征へ向けての意気込みを感じさせるような、先発2トップによる約30分間のシュート練習だった。

 この日、ともに無得点に終わったこともある。ただし、町野によると、シュート練習を行った理由はトレーニングからシュートを打つ機会が少なかったこともあるのだという。「グラウンドも1時間使えましたし、やりたいなと思っていたので良かったです」と町野。他の選手が先に宿舎へ戻って身体を休める中で行った練習は、自身のコンディションを調整する面でも有意義だったようだ。

 町野はこの日、前線でのコンビネーションやサイドに流れる動き、ラストパスで決定機に絡んでいたが、良い形でシュートシーンを迎えることができなかった。チームは再三のチャンスを活かしきれずに1-3で逆転負け。昨年のデュッセルドルフ国際ユース大会に出場し、予選リーグ敗退を経験している町野は1本の大事さを強調する。

 昨年のデュッセルドルフ国際ユース大会では予選リーグ4試合を2勝1分1敗。4試合でわずか1失点だったが、総得点が3に終わったことで上のステージに勝ち上がることができなかった。それだけに町野は「1点の重みを肌で痛感したので、立ち上がりから果敢にゴールを狙っていきたい」と今年の大会へ向けて意気込む。

 1年前は初戦でダイレクトのミドルシュートをゴールに突き刺す“ゴラッソ”。「芝がボコボコなので(弾んだボールを捉えられればスーパーゴールも)あるんですよね」という経験者は今年、ゴールを連発するか。求められるのは結果。「そのために呼ばれているので結果を出さなきゃマズイですね」というFWが、継続した活躍、結果でチームをデュッセルドルフ国際ユース大会優勝へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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