冬の移籍市場でベルギー代表FWミシー・バチュアイは、チェルシーからドルトムントに移籍し、新天地では公式戦8ゴールをマークしている。本人もドルトムントでの躍進に手応えを感じているようだ。

　ベルギー代表として招集中のバチュアイは『スカイ・スポーツ』の取材で「ドルトムントはクラブの雰囲気もいいし、ファンのみんなも自分を愛してくれた」と語っている。

「ファンのみんなの熱は信じられないレベルにあるし、スタジアムも美しい。それに、ブンデスリーガですぐさま結果を残せるとは思っていなかった。“新しいミヒー”を見せられてうれしいけど、これで満足はしていない」

　その一方で半年間のレンタルが終わると、バチュアイはチェルシーに戻る予定となっている。今後の去就については「僕に将来のことを尋ねられても困るな。ただ、チェルシーでは厳しい時間を過ごしたことは事実だ」と述べ、期限付き移籍の現状に本人も不満を隠せないようだ。

　現在、陸上男子100mの世界記録保持者ウサイン・ボルトがドルトムントのトレーニングに参加している。代表招集によりバチュアイはチームから離脱しているが「ボルトは僕のポジションを奪わないでほしいね(笑)。このようにスポーツ界の頂点を極めた人物を間近に見られる機会はとても貴重だ。ドルトムントに戻る時にボルトがまだいてくれると、うれしい」と発言。トレーニングに参加している“人類最速”ボルトに警戒心を示した一方で、その練習に参加できない現状を悔やんでいる。

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