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東京V-山形で相次いだゴール取り消し…首かしげた両指揮官「全くそうは見えなかった」

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主審に抗議する両チームの選手たち

[3.25 J2第6節 東京V0-0山形 味スタ]

 東京ヴェルディモンテディオ山形の一戦では、ゴール判定が二度にわたって取り消されるという“珍事”が起こった。試合がスコアレスドローに終わったこともあり、監督会見では双方の指揮官がこの話題に言及した。

 最初にゴールを取り消されたのは東京Vだった。前半29分、左サイドからのクロスをFWドウグラス・ヴィエイラがそらし、ファーで抜け出したMF林昇吾がワンタッチでプッシュ。いったんはゴールを告げるホイッスルが鳴り、緑のユニフォームが歓喜の輪をつくったが、山形守備陣の抗議の末に判定が覆った。

 すると前半37分、今度は山形が災難に見舞われた。右サイドをワンツーで抜け出したDF加賀健一が高い軌道のクロスを送ると、FW阪野豊史と競り合ったGK上福元直人がファンブル。ゴールに向かったボールがラインを越え、副審は得点を認めるジェスチャーをした。だが、東京Vの選手たちが猛抗議を行うと、またしても得点は取り消された。

 東京Vのロティーナ監督は試合後の会見で、「いずれも判定は正しかったと思うが……」と前置きした上で、「取り消す方法がベンチにとって不明瞭なものだった」と疑問を呈した。また、山形の木山隆之監督は西山貴生主審から「僕はファウルだと思った」と伝えられたと説明。だが「僕には全くそうは見えなかったですが……」と困惑した表情を浮かべていた。

(取材・文 竹内達也)

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