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大逆転の確率は…? 欧州CL&EL準々決勝第1戦で2~3点差が続発…

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欧州CL史上初の4点差逆転弾を決めたバルセロナMFセルジ・ロベルト

 4~6日に行われた欧州カップ戦の準々決勝第1戦は、点数差の開く試合が続いた。全8試合のうち引き分けに終わった試合はなく、2点差以上が6試合。過去3シーズンの結果を見る限り、逆転の可能性はあまり高くはなさそうだ。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4~5日にかけて4試合を実施。以下のような結果となった。

ユベントス 0-3 R・マドリー
セビージャ 1-2 バイエルン
リバプール 3-0 マンチェスター・C
バルセロナ 4-1 ローマ

 1点差に終わったのはセビージャ(スペイン)対バイエルン(ドイツ)の1試合のみ。それ以外の試合はそれぞれ3点差がついており、第2戦での逆転は厳しい状況だ。

 また、6日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)でも点差が開く傾向は変わっていない。

ラツィオ 4-2 ザルツブルク
A・マドリー 2-0 スポルティング・リスボン
アーセナル 4-1 CSKAモスクワ
ライプツィヒ 1-0 マルセイユ

 3点差で勝利したアーセナル(イングランド)を筆頭に、アトレティコ・マドリー(スペイン)とラツィオ(イタリア)が2点差。DF酒井宏樹所属のマルセイユ(フランス)は、敗れたものの1点差にとどまっており、十分に準決勝進出の可能性を残している。

 では、逆転突破の可能性はどの程度あるのだろうか。

 過去3シーズンを振り返ると、第1戦で3点差以上が付いたのは欧州CL5試合、EL13試合だった。このうち第2戦で逆転したのはわずか1試合。昨季の欧州CL決勝トーナメント1回戦、バルセロナ(スペイン)がパリSGとの0-4敗戦を劇的な形でひっくり返した試合だが、4点差逆転は欧州CL史上で初めての珍事だった。

 また、第1戦で2点差が開いたのは欧州CL13試合、EL17試合あったが、こちらも逆転突破があったのはたった3試合。いずれも欧州CLで、16-17シーズンのモナコ(フランス)、15-16シーズンのレアル・マドリー(スペイン)、14-15シーズンのバイエルンがそれぞれ達成している。

 以上のデータをパーセンテージで表すと、3点差逆転は5.5%、2点差逆転は10%。決して無理ではない数字だが、厳しいものとなっていることが分かる。

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