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闘莉王が苦悶の表情で負傷退場…直後にV弾挙げた山形が京都に1-0勝利

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山形が京都に1-0で勝利した

[4.15 J2第9節 山形1-0京都 NDスタ]

 暫定15位モンテディオ山形がホームで20位京都サンガF.C.に1-0で競り勝った。今季初となるホームでの白星と2連勝を達成。敗れた京都は2連敗で5試合未勝利(1分4敗)となった。

 序盤の山形はシャドーのFW小林成豪、左ウイングバックの大卒ルーキーMF北川柊斗が絡んだ攻撃からチャンスを創出。特に小林はボールを運び切る個の能力に加え、前からの鋭いプレッシャーも光った。

 前半27分にはFW阪野豊史のスルーパスに走り込み、一度はDF田中マルクス闘莉王に体を入れられるも、闘莉王が体勢を崩した隙を突いてPA内左でボールを回収。再び闘莉王に奪われはしたものの、京都の守備陣を脅かすシーンを何度も作った。

 対する京都は今季初スタメンとなったFWエスクデロ競飛王が最前線で起点を作り、後方から選手が飛び出す分厚い攻撃を展開する。前半32分にはエスクデロの落としから、8試合ぶりに先発したMF望月嶺臣が右足でミドルシュートを打つが、わずかに右ポストの外側を通過。前半は互いに決め切れず、スコアレスで折り返した。

 後半は立ち上がりこそ京都がゴールへ迫ったが、徐々に山形がサイドを起点に攻め込む。しかし、中央を締める京都のディフェンスを崩し切れない。

 京都は後半11分に最初の交代枠を使い、エスクデロを下げて190cmのFWレンゾ・ロペスを投入。前線に高さを加え、攻撃に変化をつける。それでも山形からペースを奪うには至らない。

 すると、後半42分にアクシデント。闘莉王が山形MFアルヴァロ・ロドリゲスのスライディングを受け、左膝を押さえて起き上がれなくなる。闘莉王は顔を手で覆ったまま担架で運び出され、同43分にFW岩崎悠人と交代した。

 大黒柱を失った京都を攻め立てる山形は後半アディショナルタイム2分、ついに均衡を破る。右サイドのFKからMF中村駿が高いクロスを入れ、ファーのDF栗山直樹が頭で折り返すと、ファーで反応したのは途中出場のFW中山仁斗。ダイビングヘッドで押し込み、前節に続く2試合連続弾で山形の2連勝を導いた。

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