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約7か月ぶり先発の川崎F齋藤学は先制点“演出”「スタメンを脅かすプレーを」

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移籍後初先発となったMF齋藤学

[4.18 ACLグループF第6節 川崎2-2蔚山 等々力]

 ACL最終節となった蔚山現代戦で川崎フロンターレは前節から11人を入れ替え、新戦力を起用した。すでにACL敗退が決定しており、消化試合となったが、MF齋藤学は「そんなことは考えずにみんながチャレンジした」と攻撃を牽引した。

 立ち上がりの前半2分、FW赤崎秀平とワンツーの形でPA内を突破し、決定的な左足シュート。これはGKチョ・スヒョクがセーブしたが、こぼれ球をMF鈴木雄斗が押し込んだ。開始早々に先制点を“演出”。「ここで何にもできなかったら自分の意味はない。そんな力のない自分を見せたくはなかった」。得意のドリブル突破で守備網を切り裂いて観客を沸かせ、後半24分にベンチに下がった。

 昨年9月23日の甲府戦で右膝前十字靱帯損傷の重傷を負った。今季、横浜FMから完全移籍で加入。半年に渡るリハビリ生活を乗り越え、先発出場は約7か月ぶり。「あんまり出ていない僕らがスタメンを脅かすプレーができるように自分たちに言い聞かせてやらないと」と闘志を燃やす。

 2-0で前半を折り返したが、後半開始早々に2失点。試合はそのまま2-2の引き分けに終わり、「結果につながらなかったのは悔しい」と反省する一方で、一歩一歩、完全復帰に向かうドリブラーは「今、サッカーを楽しめている。フロンターレのスタイルの中で何度か自分を見せられたのは良かった」と充実感も漂わせた。

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