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プレミア得点王最有力のエジプト戦士サラー、大躍進の契機となった悔しい過去とは

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FWモハメド・サラーは現在プレミア得点ランクトップを走る

 リバプール所属のFWモハメド・サラーがゴールデンブーツを獲ることを目標にしていると語った。19日、英『スカイ』が伝えている。

 25歳のエジプト人FWは現在、プレミアリーグであと4試合を残して30得点を記録。3年連続で得点王に輝いていたFWハリー・ケイン(26得点)を抜き、得点ランクトップを走っている。21日の第35節・WBA戦を前に行われたインタビューでは「みんなが僕にもっと点をとらせるよう動いてくれている。僕がゴールデンブーツを狙っているって知っているからね」と得点へのこだわりを明かした。

「あと残っているのは4試合だ。だから僕は得点王になるためにプレーする。もちろんいつもチームのためにプレーしているよ。チームのためにも得点をとりたいんだ」

 しかし、元々は得点にこだわりがなかったというサラー。「まだケインがランキング1位だったとき、自分にも得点を決めるチャンスがあったんだけど、そのときはボビー(FWロベルト・フィルミーノ)にパスをした」と確実に得点できる選択肢を選んでいたという。「アシストもするし、チャンスもつくる。自分のポジションを忘れることはないからだ。僕は今もストライカーというよりウインガーとしてプレーしている」と独善的ではないことを強調した。

 絶好調を維持するエースは終盤に差し掛かった今季の目標を語る。「プレミアリーグの記録を破りたいね。38試合で31ゴール。そこまであと1つだ。そうだろ? どっちの記録も破りたいね!あと4試合で4点とればいいんだ!」と記録更新に意欲を燃やしている。

 今季躍進のきっかけとして、サラーはチェルシーでの不遇を明かす。2013-14シーズンから2シーズン所属したものの、出場機会はほぼ得られず。しかし「チャンスが与えられなかったけど、またプレミアリーグに戻ってきた。みんなに自分のサッカーを見てもらいたかったんだ」と自身の栄養として消化し、それを成長につなげていた。

「あそこではプレー機会がなかった。僕の背番号を見てみろよ。チャンスはもらえなかった。だけどチャンスを与えられたときは、批判している人たちを黙らせた」

「この地で成功しなければならないと思っていた。だからプレミアリーグを去ることになったときも、いつかここに帰ってくると言ったんだ。そしてチャンスをもらえて戻ってきたんだ」

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