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ダービー勝利の勢いなく…G大阪はアウェー5戦全敗、湘南が4試合ぶり勝利!

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湘南がMF菊地俊介の2戦連続ゴールを守り抜いた

[4.25 J1第10節 湘南1-0G大阪 BMWス]

 湘南ベルマーレがホームでガンバ大阪に1-0で勝利した。

 リーグ戦では4試合ぶりの勝利を目指すホームの湘南は、21日の横浜FM戦からスタメン3人を変更。MF秋野央樹は5試合ぶり、MF高橋諒とDF坂圭祐はともに2試合ぶりの先発となった。

 G大阪は前節の大阪ダービーに勝利して最下位を脱出。流れを継続すべく連勝を目指す。スタメンは右頬骨骨折および右眼窩底骨折と診断されたGK東口順昭に代わって前節途中出場でJ1デビューしたGK林瑞輝、そして出場停止のDFファビオに代わってDF菅沼駿哉がG大阪で初先発することになった。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から湘南が試合を優位に進めた。前半16分には大きなサイドチェンジから高橋が左サイドを深く突破。マイナスにクロスを上げると、FWアレン・ステバノヴィッチのシュートはDFに阻まれたが、こぼれ球をMF菊地俊介が左足で豪快に蹴り込んで、先制点を奪った。菊地は前節の横浜FM戦に続く今季2点目。

 その後も右サイドでMF岡本拓也が切れ味鋭い突破からチャンスを作る。前半20分、そして同29分にエリア内にドリブルで侵入。いずれのシュートもわずかに枠左に外れたが、可能性を大いに感じさせた。

 しかし前半34分に岡本はFW高山薫と途中交代してしまう。さらに直前のスローインの場面で遅延行為によって岡本はイエローカードをもらっていたため累積4枚目。次節の浦和戦の出場停止が決定。ただしもともと岡本は浦和からのレンタル加入で、契約上浦和戦に出場することは出来なかった。

 一方のG大阪は、前半のシュート数が1本に終わるなど、全くと言っていいほどいい場面を作れない。たまらずレヴィー・クルピ監督は後半開始と同時に19歳MF高江麗央を下げて、さらに若い17歳FW中村敬斗を投入。MF遠藤保仁をボランチに下げ、中村をトップ下に置いて攻撃意識を高めた。

 しかし前半よりは湘南陣地に攻め込む場面はあったが、決定機はなかなか作ることが出来ない。後半30分にはDFオ・ジェソクに代えてDF米倉恒貴、そしてMF藤本淳吾に代えてMF食野亮太郎を同時投入して勝負を仕掛ける。
 
 しかし試合はこのまま1-0で終了。湘南は4月7日の鹿島戦以来となる4戦ぶり今季3勝目。公式戦の未勝利も4で止めた。G大阪はリーグ戦のアウェー戦は今季5戦全敗、そのうち4試合は無得点で敗れている。
(取材・文 児玉幸洋)
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