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大卒ルーキーのプロ初弾が決勝点に!新潟が監督不在の金沢に劇的勝利、今季初の2連勝飾る

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[5.3 J2第12節 金沢2-3新潟 石川西部]

 J2リーグは3日、第12節を行った。石川県西部緑地公園陸上競技場ではツエーゲン金沢アルビレックス新潟と対戦し、3-2で新潟が勝利。今季初の2連勝を飾った。

 金沢は前節・岐阜戦で、柳下正明監督が主審への執拗な抗議により退席処分。この試合はベンチ入り停止となり、関浩二ヘッドコーチが指揮を執った。

 試合は前半12分に動いた。敵地中央でFKを獲得した新潟は、MF小川佳純がゴール前にふわっとしたボールを入れ、FWターレスがヘディングシュート。強いシュートではなったが、ゴール左隅に決めて先制に成功する。ターレスはリーグ戦初ゴールとなった。

 金沢は前半24分に決定機。PA右からFWマラニョンが中央へ折り返し、MF藤村慶太が相手をかわして左へつなぐ。これをMF杉浦恭平がトラップから素早く右足を振り抜くが、クロスバー上に外れてしまい、同点とはならず。すると、新潟は29分に右サイドからDF安田理大が相手をかわして右足でクロスを供給。中央のMF渡邉新太がスルーしたボールをFW河田篤秀がヘッドで合わせ、2-0とリードを広げた。

 新潟は前半40分、左サイドから安田がクロスを供給し、河田が左足で合わせるがクロスバーを直撃。シュートを打った際に河田は相手と接触し、FW田中達也との交代を余儀なくされた。金沢も43分にDF石田崚真をDF沼田圭悟に代え、互いに前半のうちに交代カードを1枚使った。

 2点ビハインドの金沢は後半2分、杉浦のパスがDF富澤清太郎の手に当たってPKを獲得。キッカーのマラニョンがゴール正面やや右下に蹴り込むが、GKアレックス・ムラーリャに止められ、絶好のチャンスを逃した。12分には、FW垣田裕暉に代えてFW佐藤洸一を投入。直後に佐藤がシュートを放ち、貪欲に得点を狙う姿勢をみせた。

 すると金沢は後半29分、藤村の左CKからPA右のDF作田裕次が中央へ折り返すと、DF庄司朋乃也が頭で触ったボールがMF磯村亮太に当たってオウンゴール。1点を返すと、37分には左サイドからDF毛利駿也が上げたクロスを佐藤が頭で合わせ、同点のゴールネットを揺らした。

 まさか2失点で追いつかれた新潟は、直後にターレスを下げてFW矢野貴章を入れる。すると、この交代策が奏功する。後半44分、左サイドからのクロスを矢野がヘディングシュート。枠を外れていたが、田中が体勢を崩しながらも残し、中央へ折り返す。矢野の左足シュートは相手のブロックに阻まれたが、こぼれ球を渡邉が押し込み、3-2。大卒ルーキーのプロ初ゴールが決勝点となり、新潟が劇的勝利をおさめた。

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