beacon

井原采配ズバリ…枝村の移籍後初弾で福岡3位浮上! 山形は元A代表DF&元リオ代表GKがWデビューも今季初3連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

枝村の投入が奏功した井原正巳監督

[5.3 J2第12節 福岡2-1山形 レベスタ]

 4位アビスパ福岡がホームで15位モンテディオ山形に2-1で勝利した。後半8分にMF石津大介が先制点を挙げたが、同29分に山形のFWフェリペ・アウベスに同点弾を献上。それでも同アディショナルタイム4分に途中出場のMF枝村匠馬が移籍後初ゴールを決め、劇的な形で2試合ぶりの白星をつかんだ。福岡は6戦負けなし(4勝2分)とし、3位に浮上。敗れた山形は今季初の3連敗で暫定19位に順位を下げた。

 開始から優勢に試合を進めたのは福岡。前半25分、カウンターからPA内右のMFユ・インスが右足で強烈なシュートを放つ。しかし、精度を欠いて大きく枠を外れた。

 前半37分にはMFエウレーが右サイドに展開し、ボールを受けたユ・インスがPA内右から再び右足でパンチのあるシュート。だが、移籍後初出場となった元リオデジャネイロ五輪代表の山形GK櫛引政敏に弾かれ、チャンスを生かせない。

 福岡はその後も猛攻を仕掛けたが、GK櫛引を中心とした山形守備陣の粘り強い対応に遭い、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 福岡が均衡を破ったのは後半8分。DF岩下敬輔が右サイド深くに送ったロングボールにFWドゥドゥが走り込むと、山形DF坂井達弥に先に体を入れられるも、隙を突いて前に回り込み、ボールを奪う。最後はPA内右のドゥドゥの折り返しからフリーの石津が左足で決め、今季3得点目を挙げた。

 今季から山形に完全移籍した坂井は、この試合が加入後初出場。アギーレジャパン時代の2014年には日本代表も経験したDFだが、新天地デビューで痛恨のワンプレーとなってしまった。

 先制を許した山形は後半22分にFW瀬沼優司を下げ、フェリペ・アウベスを投入する。すると同29分、敵陣中央のMF山田拓巳が左足で浮き球のスルーパスを送り、PA内左に走り込んだFWアルヴァロ・ロドリゲスがヘディングシュート。GK圍謙太朗に阻まれるが、跳ね返りをフェリペ・アウベスが左足で蹴り込み、今季3得点目で1-1とした。

 互いに次の1点を目指して一進一退の攻防が続く中、勝ち越しに成功したのは福岡。後半アディショナルタイム4分、MF鈴木惇の左クロスをDF田村友が頭でそらし、途中出場の枝村が坂井に寄せられながらも体を投げ出して合わせる。執念のヘディングシュートが左ポストに当たってゴールラインを割り、枝村は劇的な移籍後初得点をマーク。井原正巳監督の枝村起用が的中し、福岡が接戦を制した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第12節 スコア速報

TOP