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重戦車のごとくダメ押し弾!広島が仙台に逆転勝ち、2発のパトリックは今季10得点に

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2ゴールを挙げたパトリック

[5.12 J1第14節 仙台1-3広島 ユアスタ]

 J1リーグは12日、第14節を行った。ユアテックスタジアム仙台ではベガルタ仙台サンフレッチェ広島が対戦し、3-1で広島が勝利した。

 5勝4分4敗で7位につける仙台は、9日のルヴァン杯・横浜FM戦(4-2)からMF富田晋伍を除く10人を変更。MF野津田岳人は契約上の理由により欠場となっている。11勝1分1敗で首位を走る広島は、ルヴァン杯・G大阪戦(2-3)からDF野上結貴とFW渡大生を除く9人を入れ替え、4連勝を目指した。

 試合は前半12分に動いた。仙台は自陣でボールを奪い、カウンターが発動。敵陣中央の右からMF蜂須賀孝治がクロスを上げると、FW西村拓真がトラップしたボールをMF奥埜博亮が受け、反転から左足を振り抜く。PA左の角度のないところからのシュートだったが、上手くタイミングを外し、ゴール右に突き刺した。

 4試合ぶりに失点を喫した広島は、MF柏好文がドリブルから相手にとって嫌なところにクロスを上げるなど、ゴールに迫ると、前半終了間際に同点に追いつく。敵陣中央で獲得したFKからMF柴崎晃誠が柔らかいボールをゴール前に供給。PA左から中央へ走り込んだFWパトリックがヘディングシュートをゴール右に決め、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれた仙台は前半アディショナルタイム2分に決定機。PA左脇からMF関口訓充をクロスを入れ、奥埜がダイビングヘッドを放つ。しかし、これはクロスバーを直撃。前半を1-1で折り返した。後半9分には、右サイドの蜂須賀がライン際から中央へ切れ込み、マイナスに折り返したボールを奥埜が右足で合わせる。だが、GK林卓人に止められ、勝ち越しとはならなかった。

 均衡した状況が続くと、両ベンチが動く。広島は後半17分、渡に代えてFWティーラシンを投入。19分には、仙台がMF関口訓充に代えてMF永戸勝也を入れた。すると、26分にスコアが動く。広島は左サイドで柏が抜け出し、得意のドリブルでPA左へ進入。中央にはティーラシンとパトリックがいたが、柏は華麗に相手をかわして右足を振り抜く。これがゴール右上に突き刺さり、2-1と逆転に成功した。

 仙台は後半31分、先制点を決めた奥埜に代えてDF板倉滉を入れる。一方、広島は32分に柴崎を下げ、“クローザー”のDF吉野恭平を送り込み、逃げ切りを図った。35分、仙台は右サイドから蜂須賀が高い弾道のクロスを供給。PA中央でFW中野嘉大が足もとでおさめ、右足を振り抜くがDF和田拓也にブロックされ、チャンスを逃した。

 後半40分にMF青山敏弘を下げてMF川辺駿を入れた広島は、44分に和田のパスを受けたパトリックが強引に中央を突破。そのまま右足シュートを突き刺し、試合を決定づけた。パトリックは3試合連続ゴールで今季10点目とした。試合はそのまま3-1でタイムアップ。広島が4連勝とした。一方の仙台は連勝とはならなかった。

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