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「彼の特長や癖が分かってきた」9戦ぶり先発復帰の千葉DF高木利弥、為田との連係に手応え

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[5.12 J2第14節 千葉1-2新潟 フクアリ]

 負傷が癒え、久しぶりの先発復帰となった。周囲との連係で好機を生み出すなど存在感を示したジェフユナイテッド千葉DF高木利弥は90分間ピッチに立ち続け、勝利のために戦い抜いたが、チームは1-2の逆転負けを喫した。

 今季、山形から千葉に加入すると、開幕スタメンを託されるだけでなく、その後もフル出場を続けた。そして第5節讃岐戦では移籍後初ゴールを記録し、チームの今季初勝利に貢献。しかし、同試合で太ももを負傷すると、戦線離脱を余儀なくされた。「良いときにケガをするのはよくあること。自分の中でも、もどかしさはあったけど、ピッチの外から見ていて得られたものもある」。そして、新潟戦で9試合ぶりの先発復帰を果たした。

 左SBの位置に入ると、左サイドハーフのMF為田大貴とのコンビネーションで、左サイドを制圧。「ようやく僕も彼の特長や癖が分かってきた。それを生かしながら、自分の特長も出さないといけないけど、うまくかみ合ったときは崩せている」と自信を覗かせる。しかし一方で、後半は新潟に押し込まれる展開となり、「お互いのバランスは、まだまだ調整しないといけない」と修正しなければならない点もあると続けた。

 試合は前半21分にFWラリベイの得点で先制しながらも、後半22分と同30分にFW渡邉新太にゴールを許して1-2の逆転負け。「前半で2点、3点取れていれば相手のモチベーションも落ちたと思うので、そこは課題。後半はセカンドボールを拾えず、全体的に後手後手になって相手にコントロールされてしまった」と悔しさを滲ませた。

 久々の先発出場ながらもフル出場。「ケガの方は全然問題ないけど、コンディションはまだまだ100パーセントではない」とまだ本調子ではないが、徐々にコンディションを上げていき、不可欠な“左の翼”として存在感を高めていきたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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