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低迷G大阪を率いる宮本新監督、静かに闘志燃やし「このタイミングで恩返しを」

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ガンバ大阪の新監督に就任した宮本恒靖

 ガンバ大阪の新監督に就任した宮本恒靖氏が、初練習を終えて取材に応じた。クラブ公式サイトが伝えている。

 G大阪は、今季からレヴィー・クルピ氏がチームを率いていたが、開幕6戦未勝利(1分5敗)とスタートダッシュに失敗すると、その後も思ったように勝ち点を伸ばせず。直近の第17節清水戦を1-2で落とし、5戦未勝利(2分3敗)で16位(勝ち点15)に低迷。23日にクルピ前監督との契約解除を発表した。

 後任には、昨年からG大阪U-23を率いていた下部組織育ちの宮本氏が就任。「本当に何も聞いていない状態で、(就任)前日に取材もされましたが、『何も聞いてませんよ』という話をして、それはその時真実だった」と突然の話だったと明かすと、「意外でしたけれど、それも今のチームの状態があまり良くない中でこういったお話をいただいて、それに対して自分としては、やはり自分がお世話になったクラブ、大きくしてくれたクラブだと思っているので、それに対して今このタイミングで恩返しをしたいなと想いながら引き受けました」と就任決断の理由を説明した。

「プロ生活のほとんどと、育成年代も過ごしたので、自分の家のように感じていましたし、今でもそう感じます。やはり強いガンバでいなければいけないと思いますし、そこに戻るため、色んな試行錯誤を選手・スタッフと力を合わせてやっていきたいと思います」

 初陣は28日にホームで行われるJ1第18節鹿島アントラーズ戦となる。「少し個人の自由度が高いプレーが多いので、少しそういった所を整理出来たらなと思っています」と立て直しに意気込む宮本新監督は、「ボールは大事にしたいですし、そういった中で相手ゴールにたくさん迫る、たくさんゴールを奪うというところは、もちろんそこはガンバで育った人間として自分の中にありますし、守備に関しても他で学んで来た所もあるので、色んな自分が良いと思う所を出して行きたいと思います」と今後の方針を語った。

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