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アデミウソン劇的V弾でツネ様G大阪が初勝利!!最下位転落危機回避

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宮本恒靖監督になって4戦目でようやく初勝利を飾った

[8.10 J1第21節 G大阪2-1FC東京 吹田S]

 17位と降格圏に低迷するガンバ大阪はホームで2位のFC東京に2-1で勝利した。宮本恒靖監督になって4戦目でようやく初勝利をあげた。G大阪のリーグ戦の勝利は5月2日のホーム仙台戦以来で9戦ぶり。

 宮本監督になって4戦目。ここまで2分1敗と勝ちのない新生G大阪は、アジア大会に出場する韓国代表に合流したFWファン・ウィジョに代わって、3年目FW一美和成がJ1初先発。4試合連続で先発起用されているMF高宇洋とともに、“宮本チルドレン”が起爆剤となりたいところだった。

 一方の2位と好調のFC東京。鹿島、神戸との上位対決を制して勢いに乗る。試合前、昨季までG大阪を指揮した長谷川健太監督や、古巣戦となるMF大森晃太郎がアナウンスされると、G大阪のサポーター席からは大ブーイングが飛んでいた。スタメンは前節からMF田邉草民とMF東慶悟が入れ替わった。[スタメン&布陣はコチラ]

G大阪vsFC東京スタメン図


 序盤、チャンスを多く作っていたのはFC東京だった。ただしG大阪の守護神・東口順昭が立ちはだかる。前半8分のDF太田宏介、同22分の大森の決定機のいずれもが弾き出され、先制点にならない。

 すると前半34分、G大阪は右CKの流れからMF遠藤保仁がクロスを入れ直すと、ファーサイドでDF三浦弦太が競り合う。こぼれ球をDFファビオが押し込み、先制に成功した。

 FC東京には更なるアクシデントが襲う。前半39分、DF菅沼駿哉との接触で右足を痛めた東が、治療後にピッチに戻るが、再び倒れ込んでしまう。同アディショナルタイムに田邉との交代を余儀なくされた。

 それでもFC東京は後半に入ると猛反撃に出る。しかし後半2分のオフサイドラインぎりぎりを抜け出した富樫のシュートは東口の好セーブに防がれる。同6分にはMF高萩洋次郎が浮き球でゴールを狙うが、カバーに入った菅沼に頭でかき出されてしまった。

 FC東京は後半20分から、途中出場で2試合連続決勝点を奪っているFWリンスを投入。古巣戦ということもあり、G大阪のゴール裏からは万雷の拍手が鳴り響いていた。

 宮本ガンバ初勝利まであと15分。G大阪はMF藤本淳吾に代えてMF高江麗央、MF倉田秋に代えてMF小野瀬康介、そして一美に代えてDF米倉恒貴を投入と、守備意識を高めて逃げ切りを目指す。

 しかし後半41分、エリア内でFWディエゴ・オリヴェイラに左足を振り抜かれ、同点弾を許してしまう。だがG大阪は後半アディショナルタイム5分、FWアデミウソンが左足で千金弾。宮本監督に初勝利をプレゼントした。最下位の名古屋とは勝ち点1差で迎えた今節。最下位に転落する可能性もあったが、劇的弾で危機を回避した。


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