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柏戦からアジア大会へ…仙台DF板倉滉「アピールし続けないとその先はない」

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アジア大会に臨むU-21代表の板倉滉。8年ぶり優勝を目指す

[8.11 J1第21節 柏0-2仙台 三協F柏]

 柏を2-0で下して4試合ぶりに勝利を飾ったベガルタ仙台。「失点が多い」(渡邉晋監督)中で、失点をゼロに抑えられたのも、じつに4試合ぶりのことだった。

 押し込まれる時間も多かったが、3バックの左に入ったDF板倉滉は、「攻め込まれた時間でもガマンしようということは練習でもやっていた。もちろん攻められたなと感じましたけど、それもネガティブに思うことなく、ポジティブにガマンできた」と無失点への手応えを口にする。

 板倉が守る仙台の左サイド、その対面となるのは柏のストロングポイントである右サイドだ。この試合でもJリーグ屈指のスピードを誇るFW伊東純也が持ち味を発揮した。「本当に速い選手なので、一発でやられないように心がけていました。足元に入ったときにもうちょっと強く行きたかった」。伊東にチャンスをつくられる場面もあったが、中央を締めてチーム全体で守りきった。

 久しぶりの勝利で勢いに乗りたい仙台だが、U-21日本代表に選出されている板倉は14日に初戦となるアジア大会に参加するためチームを離れる。“本番”となる東京五輪まで後2年。メンバー入りをかけた戦いは続く。「常に危機感しかないです。どの代表遠征でもしっかり自分のプレーを出してアピールし続けないとその先はない。アジア大会という素晴らしい大会に呼んでいただいたので、優勝して終われるようにがんばってきたいと思います」と代表モードに切り替えていた。

(取材・文 奥山典幸)

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