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[NB CHAMPIONSHIP U-16]決勝でも2発。MF家長に憧れる昌平FW小見が大会得点王に

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大会得点王に輝いた昌平高FW小見洋太

[9.17 NB CHAMPIONSHIP決勝 昌平高 5-1 青森山田高 時之栖うさぎ島G]

「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」の大会得点王は、優勝した昌平高のFW小見洋太(1年)が獲得した。

 グループリーグ初戦でDFラインの背後へ抜け出して決めたシュートを皮切りに、準決勝まで得点ランキングトップの7得点。決勝でも2得点を加えて計9得点で個人タイトルとの“2冠”を達成した。

 決勝では前半12分にMF柴圭汰(1年)のスルーパスに反応。「良い動き出しから思ったところに良いパスが来て、左足のゴロでGKが取りにくい逆サイドに流し込んだ」。このシュートで先制点を奪うと、後半25分には豪快な右足ミドルを叩き込んだ。

 他にもラストパスで2ゴールを演出するなどチャンスメーク役としても存在感を発揮した。ただし、本人は「結果は残せたんですけれども、内容的に細かいところでミスが多かった」と反省。本来はドリブルやアイディアあるラストパスなどが得意なSHだが、この大会ではFWで起用され、ドリブルする機会が少なかった。自分の良さを十分に発揮できたとは考えていない。

それでも、スルーパスを引き出す動き出し、シュートの巧さなどFWとしての実力も証明。大会スタッフの多くはその技術力に加え、ボールを失わない力強さなどについても高く評価していた。

 小見の憧れは「緩急とか身体の使い方とかアイディア」が参考になるというMF家長昭博(川崎F)。家長のプレーからイメージを膨らませ、FC LAVIDA、そして昌平高でパス、ドリブルの質を上げてきたFWは、さらなるレベルアップを目指す。

「まだ課題はたくさんあるんで、2年後とか自分たちの将来へ向けて練習、努力していかないといけない」。すでにチームメートの1年生MF須藤直輝はAチームの公式戦で活躍中。負けずに努力を続けて、将来の可能性を広げる。

(取材・文 吉田太郎)

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