[MOM557]桐蔭横浜大DF佐藤喜生(3年)_トップ昇格即先発、初任務は“上田退治”

関東大学リーグ戦デビューを飾ったDF
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.30 関東大学L1部第14節 法政大1-1桐蔭横浜大 BMWス]
桐蔭横浜大は今節より5選手を追加登録。セカンドチームのTUYで関東社会人リーグ2部を戦っていた選手をトップチームに上げた。法政大戦にはDF佐藤喜生(3年=北越高)、DF中村響(3年=前橋育英高)、FW篠原友哉(1年=関東一高)の3選手がベンチ入り。その中で同チームのキャプテンだった佐藤が先発で起用されることになった。
TUYは先週閉幕した関東社会人リーグ2部を優勝。来季の1部昇格を決めた。佐藤の抜擢については、トップチームの不動のレギュラーだったDF小田島怜(4年=東京Vユース)の負傷の影響もあったが、安武亨監督は「勝ってきた選手に託したかった」と説明。2戦連続引き分け中のチームへの起爆剤として期待を寄せていた。
「最初はものすごく緊張したけど、前半を無失点で終えて、自分でも出来るんだなと前半が終わった時に思った。最終的には1点取られてしまった。粘りが足りなかったことが課題です」
相手には世代屈指のストライカー、上田綺世(2年=鹿島学園高)がいた。「絶対にフリーにさせないことを意識した」というように、常に目線を外さないように心掛けた。しかし後半40分についにゴールを決められ、1-1のドローに持ち込まれた。
「一瞬の差。常に差があるプレーは感じなかったけど、最後の最後で決めてくる選手だなと思いました」。初めて対戦した上田の印象をそう語った佐藤。“初対峙”で任された“初退治”の任務は遂行できなかったが、「思ったより出来ると思った」と手ごたえも感じることが出来た。
これまで代表歴などはなく、高校時代も県選抜に選ばれたことはあったが、選手権は県4強が最高。無名の存在がコツコツと力をつけて、関東1部リーグのピッチに立った。次の目標は「スタメン定着」。そのためにも「勝ちたかった」と唇を噛んだ佐藤だが、「課題を修正しつつ、また使ってもらえるように準備したい」。次に来たチャンスは絶対に逃さない。
(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集
[9.30 関東大学L1部第14節 法政大1-1桐蔭横浜大 BMWス]
桐蔭横浜大は今節より5選手を追加登録。セカンドチームのTUYで関東社会人リーグ2部を戦っていた選手をトップチームに上げた。法政大戦にはDF佐藤喜生(3年=北越高)、DF中村響(3年=前橋育英高)、FW篠原友哉(1年=関東一高)の3選手がベンチ入り。その中で同チームのキャプテンだった佐藤が先発で起用されることになった。
TUYは先週閉幕した関東社会人リーグ2部を優勝。来季の1部昇格を決めた。佐藤の抜擢については、トップチームの不動のレギュラーだったDF小田島怜(4年=東京Vユース)の負傷の影響もあったが、安武亨監督は「勝ってきた選手に託したかった」と説明。2戦連続引き分け中のチームへの起爆剤として期待を寄せていた。
「最初はものすごく緊張したけど、前半を無失点で終えて、自分でも出来るんだなと前半が終わった時に思った。最終的には1点取られてしまった。粘りが足りなかったことが課題です」
相手には世代屈指のストライカー、上田綺世(2年=鹿島学園高)がいた。「絶対にフリーにさせないことを意識した」というように、常に目線を外さないように心掛けた。しかし後半40分についにゴールを決められ、1-1のドローに持ち込まれた。
「一瞬の差。常に差があるプレーは感じなかったけど、最後の最後で決めてくる選手だなと思いました」。初めて対戦した上田の印象をそう語った佐藤。“初対峙”で任された“初退治”の任務は遂行できなかったが、「思ったより出来ると思った」と手ごたえも感じることが出来た。
これまで代表歴などはなく、高校時代も県選抜に選ばれたことはあったが、選手権は県4強が最高。無名の存在がコツコツと力をつけて、関東1部リーグのピッチに立った。次の目標は「スタメン定着」。そのためにも「勝ちたかった」と唇を噛んだ佐藤だが、「課題を修正しつつ、また使ってもらえるように準備したい」。次に来たチャンスは絶対に逃さない。
(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集