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[MOM2630]青森県MF藤原優大(青森山田1年)_昨年の悔しさ胸に、注目10番が試合を決める一撃

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青森県のMF藤原優大主将は貴重なゴールを決めるなど勝利に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.2 国体少年男子準々決勝 青森県 3-0 茨城県 三国運動公園陸上競技場]

 大黒柱として国体に戻ってきたMF藤原優大(青森山田高1年)が違いを見せるプレーで青森県を2年連続の準決勝進出へ導いた。

 10番は相手のプレッシャーの中でも余裕を持ってパスを通し、サイドへボールを展開。180cmの高さを活かして空中戦での強さや球際の強さを発揮した。その司令塔は後半25分に勝利を決定づけるような仕事をしてのける。
 
 中盤中央で前を向くと、相手の守備が整っていない右中間へ向けてドリブル。そしてタイミング良く右のMF安斎颯馬(青森山田高1年)へ預けると、「自分は相手越していこうと思ったんですけれども、本当にピンポイントで来た」折り返しをコントロールして右足シュートを叩き込んだ。

 この日、藤原とダブルボランチを組んで、同じく印象的なプレーを見せていたMF松木玖生(青森山田中、中3)は藤原について「頼もしいです。苦しい時に点決めてくれるのもキャプテンだし、ヘディングだったり、パスだったり凄く落ち着かせてくれて楽だった」とコメント。チームリーダーに感謝していた。

 注目MF藤原にとって国体はリベンジの舞台だ。青森山田中3年生だった昨年は準決勝で初先発。チームは0-1で敗れ、前半途中から出場した3位決定戦では自身のオウンゴールが決勝点となって競り負けた。U-15日本代表のボランチはポテンシャルの高さを印象づけたものの、悔いの残る大会に。だが、悔しさをバネに成長を目指したMFは今年、1年生ながらプレミアリーグでゴールを決めるなど青森山田高のトップチームで結果も残して国体に戻ってきた。

 日常から青森山田のAチームで揉まれていることで周囲を見て、冷静にプレーする感覚が磨かれた。そして特長でもある競り合いの強さがさらに向上。この日、本人は守備で前に行けなかった部分があったことを反省していたが、それでも白星を引き寄せる活躍をしてのけた。

「プレミアとか上のカテゴリーでやらせてもらって学ぶことも多い。そういう上で感じたもの、学んだものを自分が中心として浸透させていければ(1年生たちも)強くなっていくと思います」。青森山田の上級生からはウォーミングアップの姿勢、戦う気持ちなど技術面以外にも学ぶことが多いのだという。それをチームに伝えることも役割。チーム全体の意識を高める主将がピッチ内外でチームを高め、昨年できなかった決勝進出、日本一を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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