beacon

決勝弾FW武藤が歓喜の咆哮!! 浦和、“天敵”鹿島を逆転で撃破!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和レッズFW武藤雄樹

[10.20 J1第30節 浦和3-1鹿島 埼玉]

 J1は20日に第30節を開催し、埼玉スタジアム2002では、勝ち点42で6位の浦和レッズと同46で3位の鹿島アントラーズが対戦。前半38分にDF西大伍の得点で鹿島が先制するが、後半7分にDF岩波拓也、同15分と同アディショナルタイムにFW武藤雄樹がネットを揺らし、浦和が3-1の逆転勝利。ACL出場権を争うライバル同士の対決を制した。

 リーグ戦ここ4戦無敗(3勝1分)の浦和は7日の第29節仙台戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、MF森脇良太らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、リーグ戦ここ4戦無敗(3勝1分)の鹿島は直近のルヴァン杯準決勝第2戦横浜FM戦(△2-2)から先発5人を入れ替え、FWセルジーニョ、MF小笠原満男、DF昌子源、DFチョン・スンヒョン、GKクォン・スンテらを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からボールを保持して試合を進めたのは、鹿島との公式戦6連敗中の浦和だった。前半2分、同8分に森脇が積極的にシュートを放ち、同10分には武藤とのパス交換からPA内に走り込んだMF長澤和輝が狙うも枠を捉え切れず。さらに同12分には切れのあるドリブルでボールを運んだ武藤が長澤とのワンツーからフィニッシュに持ち込むが、シュートはゴール左に外れるなどなかなか先制点を奪うには至らない。

 一方の鹿島は前半24分に左サイドから切れ込んだMF安西幸輝が右足シュートを放つも、ボールはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまう。さらに同28分にはルーズボールをセンターサークル内で拾った安西が単独で運んでフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはDF岩波拓也にブロックされた。しかし同38分、左サイドのDF山本脩斗が送ったクロスに対し、ファーサイドにフリーで走り込んだ西が鮮やかなダイレクトボレーでゴールを陥れて鹿島が先制に成功した。

 1-0と鹿島がリードしたまま後半を迎えると、後半7分に浦和がゴールに迫る。だが、FW興梠慎三のクロスからゴール前でフリーになった武藤がヘディングで合わせようとするがジャストミートさせられず、ファーサイドに流れたボールをMF宇賀神友弥が左足で強振するも、クォン・スンテにストップされてしまった。

 しかし、そのプレーで得たCKから同点ゴールが生まれる。同7分、柏木が蹴り出すと、岩波がヘディングで合わせてネットを揺らし、浦和が試合を振り出しに戻した。さらに同15分には中盤でボールを呼び込んだ武藤が鋭い反転で前を向くと、左足の弾丸ミドルを叩き込み、浦和が一気に逆転に成功した。

 逆転を許した鹿島は後半17分に小笠原に代えてFW鈴木優磨、同21分にはMF遠藤康に代えてDF小田逸稀をピッチへと送り込み、状況を打開しようと試みる。しかし、同30分にCKから放った鈴木のヘディングシュートが右ポストを叩くなど同点ゴールは生まれず。同アディショナルタイムには武藤がダメ押しゴールを奪った浦和が3-1の勝利を収め、鹿島戦の連敗を6でストップさせた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP