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左足精密クロスでゴール演出狙う左SB東俊希、前回対戦ではインドネシアの10番封じ

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準々決勝に向けて調整を行ったDF東俊希(広島ユース)

 U-19日本代表の左サイドバックを務める00年組のDF東俊希(広島ユース)は北朝鮮戦、タイ戦と2試合連続で先発フル出場を果たした。「日の丸を背負っているので体を張って、チームのためにと心がけていた」。2試合の中で見つけた課題を修正し、ポーランド切符獲得に貢献するつもりだ。

 武器は左足から繰り出される高精度のクロス。「コンディションはいいです。クロスの入るポイントをFWの選手と話し合ったので、次に試合に出たときは合うと思う」。中学まではFWやSHが本職だっただけに攻撃スキルは高い。スピードある縦への突破や仕掛けで左サイドを攻略し、持ち味のクロスで得点に結びつける。

 広島ユースで左WBに抜擢され、守備のポジショニングや対人能力を向上させた。2年前から腰椎分離症で離脱を繰り返した影響もあり、昨年のU-17W杯メンバーからは惜しくも落選。悔しさをバネに急成長中のレフティーは2種登録で8月に天皇杯でデビューを果たすと、9月にプロ契約を締結した。

 28日の準々決勝で対戦するインドネシアとは3月のシミュレーション遠征で対戦済み(4-1)。この試合に先発した東はインドネシアの10番を付ける左利きのドリブラーFWエジ・マウラナ・ビクリ(レヒア・グダニスク)とマッチアップ。「ボールを触らせないように意識した」とキーマンを封じて途中交代に追いやったとあって、“再戦”に恐れはない。

 U-20W杯出場権を懸けた大一番。開催国との対戦は完全アウェーの雰囲気が予想されるが、「楽しくプレーできると思う」と歓迎。「まずはU-20W杯の出場権を獲得して、U-20W杯で結果を出さないと意味がない」。ひとつ先を見据える野心を抱きながら、目の前の試合に全てをぶつける。
 
(取材・文 佐藤亜希子)

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