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流経大出身ルーキー渡邉が2発!! 秋に蘇った新潟、J2制覇狙う町田に完封勝利

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2得点を挙げ、通算ゴールを10点としたアルビレックス新潟FW渡邉新太

[10.28 J2第39節 新潟2-0町田 デンカS]

 J2リーグは28日、第39節を各地で行い、1試合多く残した状態で3位のFC町田ゼルビアが敵地でアルビレックス新潟と対戦した。終始相手に主導権を握られ、0-2で敗戦。首位大分との勝ち点差が4に広がり、自力優勝の可能性がいったん消滅した。

 ホームの新潟は9月以降の8試合で負けなし(6勝2分)と好調を継続中。前節の京都戦(○2-0)と同じスターティングイレブンで臨んだ。対する町田は前節の岡山戦(●0-2)から先発3人を変更。GK福井光輝とエースFW鈴木孝司がメンバーを外れ、GK高原寿康、MF杉森考起、MF森村昂太が起用された。

 前半は新潟が主導権を握るも、互いに決定機が少ない展開。前半27分、高卒ルーキーDF渡邊泰基のスローインからゴール前に攻め込み、こぼれ球に反応したMF戸嶋祥郎のミドルシュートは町田守備陣がブロック。同42分にはFW河田篤秀が力強いトラップから狙うも高原に防がれ、前半をスコアレスで終えた。

 後半10分、町田は杉森に代わってMFロメロ・フランクを投入したが、直後の同11分に新潟が先制する。DF広瀬健太が右サイドにミドルパスを展開し、DF川口尚紀がオーバーラップ。敵陣深くをえぐってクロスを送り、ゴール前で河田がスルーすると、ファーで待っていたMF渡邉新太が落ち着いて相手をかわして叩き込んだ。

 さらに新潟は後半15分、右からのCKをMF加藤大が蹴り込むと、ゴール前の混戦で広瀬がMF土岐田洸平に倒されてPKを獲得する。キッカーは先制点を決めていた渡邉。力強い右足シュートで左に叩き込み、リードを2点に広げた。流通経済大から加入したルーキー渡邉はこれでシーズン10得点に乗せた。

 町田は終盤、途中出場FWドリアン・バブンスキーのシュートで決定機をつくるも、GK大谷幸輝に阻まれるなど無得点で終了。新潟は一時はJ3降格圏内に接近していたが、9月以降の好調で見事に復活。すでにプレーオフ圏内進出の可能性はなくなっているが、来季のJ1復帰に向けて良好な終盤を過ごしている。

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