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“中1日出場”のタフネス早大生がJ初ゴール!! 相馬勇紀の決勝弾に救われた名古屋が降格圏を脱出

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J初ゴールを記録した名古屋MF相馬勇紀

[11.6 J1第28節延期分 C大阪0-1名古屋 金鳥スタ]

 J1リーグは6日、第28節の延期分1試合を行い、名古屋グランパスセレッソ大阪と対戦した。関東大学リーグ1部の大一番から“中1日”で先発したMF相馬勇紀がJリーグ初ゴールとなる決勝点を決め、1-0で勝利した。勝ち点3を積み上げて15位に浮上し、再び降格圏を脱出した。

 C大阪の本拠地キンチョウスタジアムはAFCチャンピオンズリーグ開催基準を満たすため、来年1月から2021年3月まで改修工事を実施。当初は9月14日のJ1第26節・磐田戦が改修前最終戦の予定だったが、同30日にヤンマースタジアム長居で行われる予定だった名古屋戦が延期となり、会場が変更となったため、この試合がラストマッチとなった。

 ホームのC大阪は10月31日に行われたJ1第31節鹿島戦(●0-1)と同じスターティングイレブン。名古屋は今月3日の第31節神戸戦(●1-2)から先発4人を入れ替えた。DF秋山陽介、DF和泉竜司、MF青木亮太に加え、2日前に早稲田大の関東大学リーグ戦にフル出場した特別指定選手のFW相馬勇紀が初先発を飾った。

 立ち上がりからボールを握った名古屋は前半10分、左サイドを攻め上がった相馬のクロスにFWジョーが頭で合わせたが枠外。徐々に主導権を握ったC大阪は同30分、右のハーフスペースを突いたMF柿谷曜一朗のクロスに反応したFW杉本健勇が空振りすると、こぼれ球を拾ったMF山口蛍のミドルシュートは大きく外れた。

 そこからはC大阪が立て続けにチャンスを作る。前半35分、MF水沼宏太が競り合いからボールを前に送り、杉本が突破を見せるも左足シュートは名古屋ディフェンスがブロック。同40分、柿谷の横パスを受けたMFソウザがPA際から力強いシュートを狙ったが、ボールはわずかに左へ外れ、スコアレスで試合を折り返した。

 名古屋は後半5分、秋山のスルーパスを受けたFW前田直輝が抜け出し、左足でネットを揺らしたがオフサイド。それでも同8分、左サイドをえぐった秋山のクロスはGKキム・ジンヒョンにクリアされるも、目一杯に身体を伸ばした相馬がジャンピングヘッド。大学4年生のJリーグ初ゴールが決まり、名古屋が先制に成功した。

 その後は一進一退の攻防。名古屋は後半19分、ジョーのヘッドがわずかに外れると、同20分には相馬のスルーパスに動いた前田が左足シュートを放つがクロスバーに直撃。C大阪も同21分、MF高木俊幸のシュートが惜しくも外れ、同28分にはソウザのFKがクロスバーをかすめた。C大阪は最後まで猛攻を展開したが、そのままスコアは動かず。来季のACL出場に向けて痛い敗戦となった。

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