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徳島市立が2年ぶりV!「徳島のプライドを背負って」全国戦う

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徳島市立高が2年ぶりの全国へ

[11.10 選手権徳島県予選決勝 徳島市立高 1-0 徳島北高 徳島市球技場]

 第97回全国高校サッカー選手権徳島県予選決勝が10日に行われ、徳島市立高徳島北高を1-0で下し、2年ぶり17回目の出場を決めた。

 試合前、徳島市立の河野博幸監督は「普段通りできるかがポイント」と話していたが、全国行きがかかった大一番とあり、選手が感じるプレッシャーは準決勝までとは比べ物にならない。「決勝の雰囲気に飲まれてしまった」とDF井上純一(3年)が振り返ったように、序盤はぎこちないプレーが続き、後ろでのボール回しから前線へのフィードを狙ったが精度を欠き、チャンスを作れなかった。

 守備も「セカンドボールがちゃんと拾えてなかった。DFラインも一歩引いたり、半歩引いたせいでボールを持っていかれていた」(河野監督)ため、カウンターから徳島北が誇るMF小林竜來(3年)と岡大智(3年)の両翼に仕掛けられる場面が散見。前半10分にMF津川紘輝(2年)の左クロスから小林にダイレクトシュートを打たれるなど、危ない場面も見られた。我慢の時間が続いた徳島市立だったが、40分にはMF赤松祐弥(3年)が競ったこぼれ球を拾ったFW岡健太(3年)がポスト直撃の左足シュートを放つなど、浮上の兆しを見せて前半を終えた。

 後半に入り、徳島市立は前線のFW玉川樹(3年)をトップ下に落とし、中盤での数的優位を作ることで前半は機能しなかったセカンドボールの回収率を高めた。守備も思い切って前に出て奪う場面を増やし、リズムを作ると後半8分にはDF佐野太一(3年)の右クロスに岡がゴール前で反応。胸トラップから放ったシュートがゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定となり、ゴールは認められなかった。それでも、赤松の散らしを起点にサイドからチャンスを伺い続けると、16分にはPA内のFW岡田京介(3年)が右からのクロスに反応。ゴール前にこぼれたボールを岡が押し込み、徳島市立が先制した。

 ここからは左手を怪我した影響で後半からの出場となったMF富士智樹(3年)を中心に徳島北が反撃に出たが、徳島市立は「純さん(井上純一)がよく止めてくれたので、守備が安定できた」(GK中川真、2年)と要所を封じ、シュートまで持ち込ませない。終盤にはコーナー付近でのボールキープで上手く時計の針を進めるなどしたたかな試合運びを見せた徳島市立がそのまま逃げ切り勝ち。MF関英輝(3年)は、「全国に出るからには、徳島北や他のチームの分まで徳島のプライドを背負って戦わなければいけない」と口にした。

 2年ぶりの選手権出場を掴んだものの、河野監督が「普段の出来の半分以下。勝っただけの試合。気を抜かずにレベルアップしないと全国ではしんどい。プリンスリーグの残り試合全てを勝つくらいでないといけない」と評したように内容に満足はしていない。優勝に浮かれることなく、全国で勝つための準備を進めるつもりだ。

(取材・文 森田将義)
●【特設】高校選手権2018

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