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「彼は絶対的な存在」フランクフルト監督、好調の要因として最初に挙げたのは元日本代表MFの名前

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フランクフルトに欠かせない長谷部誠

 フランクフルト率いるアディ・ヒュッタ―監督にとって、元日本代表MF長谷部誠はチームの好調のカギを握る存在のようだ。シャルケ戦に向けた記者会見で認めている。

 DFLスーパーカップでバイエルンに大敗を喫すると、DFBポカールでは1回戦で敗退。ブンデスリーガでも1勝1分3敗と低調なスタートとなったフランクフルトだったが、直近の公式戦8試合は負けなしと好調を維持。リーグでは勝ち点17で7位につけ、マルセイユやラツィオら強豪と同組のヨーロッパリーグでは、開幕4連勝で2試合を残しながら決勝ラウンドへの進出を決めた。

 波に乗るフランクフルトだが、今夏に就任したヒュッタ―監督は好調の要因についてどう考えているのだろうか。9日に開かれたブンデスリーガ第11節のシャルケ戦に向けた会見で、「公式戦8試合負けなしに導いた要素は?」と問われると、次のように答えている。

「複数の要素があるだろう。後方から見てみると、そこにはマコト・ハセベがいる。彼は私にとって、安定感をもたらす絶対的な存在だ。ボールを保持している状況でも相手ボールとなったときも、信じられないほどクレバー、かつインテリジェントなプレーを見せてくれる」

「それにエバン・ヌディッカはまだ19歳になったばかりなのに関わらず素晴らしい成長を見せている。ダビド・アブラハムやマルコ・ルスもピッチに立てば、それぞれ好パフォーマンスを出してくれた」

 現バイエルン指揮官のニコ・コバチ前監督がフランクフルトで導入し、長谷部を3バックの中央に配置するフォーメーションの復活にも触れた。

「1トップのシステムではなく、3-1-4-2、又は3-5-2フォーメーションに変えたこともチームに好影響を及ぼしただろう。それも我々を勝利に導いた重要なポイントと考える。あと、場合によっては相手に打ち勝てるようなフィジカルの好調も挙げなければならない」

 7ゴールでブンデスリーガ得点ランキングでともに首位タイにつけるFWセバスティアン・アレルやルーカ・ヨヴィッチ、クロアチア代表FWのアンテ・レビッチ(4ゴール)など攻撃陣の決定力が話題を集めるフランクフルト。しかし、好調の要因としてヒュッタ―監督がまず最初に口にしたのは長谷部の名前。元日本代表のベテランは、指揮官の全幅の信頼を勝ち取ったと言っても過言ではないようだ。

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