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大前元紀「油断していたわけではない」大宮、最終節の“逆”展開で10人の相手崩せず

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試合後に立ち尽くすMF大前元紀

[11.25 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-1東京V NACK]

 大宮アルディージャの1年でのJ1復帰は叶わなかった。試合終了の笛が鳴って何人かがピッチに崩れ落ちる中、MF大前元紀は起き上がることができず、最後に整列に加わった。「悔しかったですし、負けたんだなと感じました」。

 大宮は11月17日のJ2最終節岡山戦(1-0)に勝利し、7位からJ1参入プレーオフ圏内の5位に浮上。6位の東京Vに引き分けても1回戦突破が決まる状況だったが、上位チームのアドバンテージを生かせず、ホームに駆けつけたサポーターは静まった。

「自分たちのボールになった時の失い方、失う回数、失うスピードが速かった」。東京Vにボールを握られる展開は想定していたが、圧力は予想以上だった。苦しみながらもスコアレスで前半を折り返すと、後半14分にMF内田達也が2枚目の警告で退場。数的優位に立ったことで勝利は近づいたかに見えたが、勢いに乗れず、後半26分にセットプレーから失点した。

「相手が1人少なくなってからのプレーはあまり良くなかった」。チームは今季、7月25日の第25節松本戦(1-2)で10人の相手に逆転負け。その逆に、最終節は自分たちが10人になった後にDF菊地光将の決勝ゴールで劇勝したばかりだった。

「僕らは逆に岡山戦で10人になって勝っているので、そういうメンタル的な問題はあるのかな」。どちらも経験していたからこそ、チームはこの状況を警戒していた。相手の退場後はピッチ上で声を掛け合い、気を引き締めていただけに「油断していたわけではない」と言い切り、「セットプレーの場面だけですね…」と悔しさをにじませた。

 今季はキャリアハイとなる24得点を挙げ、自身初の得点王に輝いた。この試合でも、正確な右足キックでセットプレーのチャンスをつくり、最後までゴールに迫ったが、相手の強固なブロックに阻まれ、公式記録のシュート数は0本。チームとしても終盤は押し込み、後半アディショナルタイム6分まで立て続けに決定機をつくったが、ゴールは遠かった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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