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大卒ルーキーが歴史を変えた!! 仙台FWジャーメイン良「初タイトルを取れたら」

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ベガルタ仙台FWジャーメイン良

[12.5 天皇杯準決勝 仙台3-2山形 ユアスタ]

 大卒ルーキーがクラブの歴史を切り開いた。ベガルタ仙台FWジャーメイン良は前半14分、豪快なボレーシュートで先制点を決めると、その後も多彩な動きで2アシストを記録。この日決まった3得点すべてに絡み、史上初の決勝進出に大きく貢献した。

 ジャーメインは流通経済大から今季から加入した大卒新人。J1リーグ戦での先発出場は4試合にとどまったが、主にカップ戦の舞台で活躍してきた。天皇杯では4回戦の横浜FM戦で初ゴールを決めると、準々決勝の磐田戦でも貴重な同点ゴールをマーク。徐々にプロの舞台で存在感を増している最中だ。

 そんな23歳は天皇杯準決勝の山形戦に3-4-2-1の1トップで先発。前半14分、さっそく得意の左足で結果を出した。左サイドを駆け上がったMF中野嘉大のクロスに飛び込むと、豪快なダイレクトボレーでネットにズドン。「マイナスに上げてくれって思っていたらちょうど上げてくれた」と思いが通じた一発だった。

 さらに前半18分、今度は絶妙なポストワークからダイレクトパスでMF矢島慎也のミドルシュートをアシスト。「ボールを収めたりするところは取り組んできた部分」と振り返ったように、これまで課題としてきたポストプレーが結実した一発に「結果が出てきたことで手応えはある」と満足した様子を見せた。

 また前半36分のセットプレーでは、自慢の跳躍を生かした空中戦でDF平岡康裕のゴールを導き、得意としてきた要素とプロに入って試行錯誤してきた要素をふんだんに発揮した形に。試合後は「チームに貢献することしか考えていなかった」と謙遜したが、1ゴール2アシストという結果は何物にも代えがたい貢献度だ。

 この勝利により、埼玉スタジアム2002で行われる浦和レッズとの決勝に進出。「相手のほうがサポーターは多いけど、仙台のサポーターもたくさん来てくれるはず。自分たちはピッチ内で全力でやって、クラブにとっての初タイトルを取れたら」。昨冬は大学選手権を制したジャーメイン。頂点を知る男が杜の都に初の栄冠をもたらす。

(取材・文 竹内達也)
●第98回天皇杯特設ページ

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