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「前半で終わってもいいくらい」に走った大津MF大竹が先制ゴール

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前半43分、大津高MF大竹悠聖が先制ゴール

[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 大津高はインターハイ優秀選手の万能型MF大竹悠聖(3年)が先制ゴールを決めた。前半43分、大津はCB福島隼斗主将(3年)の絶妙なスルーパスで右サイドを抜け出したSB岩本侑大(3年)が中央へ折り返す。これをニアへ走り込んだFW奥原零偉(3年)がスルー。クロスするようにゴール前に飛び込んだ大竹が右足で先制ゴールを流し込んだ。

「(1回戦の)静学戦はあんまり自分がいいプレーできていなかったので、きょうは前半で終わってもいいくらいのプレーでどんどんゴールに狙っていこうと危険な場所に入っていきました」。前半から運動量を増やして走り回った大竹が貴重な1点をもたらした。

 今年、FWやボランチも務めてきた大竹はこの日、右MFとしてプレー。前半17分にポスト直撃の右足シュートを放ったほか、重心の低いドリブルで相手のチャージをかわして前進したり、スルーパスで決定機を演出するなど存在感のあるプレーを見せた。

 細かなミスはあったが、豊富な運動量と攻撃力を求められてのSH起用に応えるプレーで勝利とプレミアリーグ昇格に貢献。インターハイで3試合連続ゴールを記録し大会優秀選手に選出されているアタッカーは強豪・桐光学園高戦から始まる選手権へ向けて、「派手なプレーとかはできないと思うんですけれども、しっかり守備や攻撃で貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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