beacon

川崎Fの守備陣4人に栄誉…リーグ最少失点を喜ぶ谷口「入団した当時は考えられなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎フロンターレの守備陣3選手がベストイレブンを獲得

 攻撃的なスタイルで名を馳せてきた川崎フロンターレは今季、守備陣4人がベストイレブンに選出された。リーグ戦34試合を27失点で終え、史上初めてリーグ最少を達成。DF谷口彰悟は「僕が入団した当時は考えられなかった。攻撃が売りのチームで、取られても取ればいいという考えた方があった」と過去を振り返った。

 2005年のJ1リーグ昇格以降、11年間にわたって年間40失点以上を記録していた川崎F。初めてリーグ2位となった06年の84得点55失点を筆頭に、守備面の課題を爆発的な攻撃力で上回ってきた歴史があった。だが、どのシーズンも頂点には届かず。08年、09年、13年、16年とあと一歩で優勝を逃してきた。

 だが鬼木達監督が就任した17年、初めて1試合平均1失点を下回る32失点でフィニッシュし、初優勝を果たすと、今季はさらに少ない27失点。守備面の強化がそのまま結果に反映される形となった。14年加入の谷口は「特に鬼さんに変わってから、前線の選手を含めたチーム全体が失点を減らすこだわりが強くなった」と振り返る。

 前線の貢献に関しては、同じくベストイレブンに輝いた2人も口を揃えた。初選出のGKチョン・ソンリョンは「全員で守備、全員で攻撃ができたことで最少失点を成し遂げられた」と指摘。今季はCB起用もこなし、連続受賞したDF車屋紳太郎も「失点が減ったのは周りの選手との守備の連携が良くなったから」と述べた。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP