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[全国ルーキーリーグ交流大会]流経大柏は全国決勝で露呈した課題クリアし、“強い世代に”

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流通経済大柏高は課題をクリアして強い世代に

[12.25 全国ルーキーリーグ交流大会決勝 流通経済大柏高 1-2 阪南大高 時之栖うさぎ島G]

 流通経済大柏高は後半の2失点で逆転負け。シーズン当初から目標に掲げていた全国ルーキーリーグ交流大会で優勝し、Aチームの選手権制覇に繋げたい考えだったが、その夢は頂点を目前にして潰えた。

 前日の準決勝・東福岡高戦では、齋藤礼音コーチを驚かせるほどのパフォーマンスで勝利。優勝への機運は高まっていたが、大事な決勝で弱さを見せてしまった。

 前半9分、MF坂田康太郎のスルーパスからFW井上翔太が右足で先制ゴール。その後は納得の内容ではなかったものの、出足、球際の攻防で優位に立ち、主導権を握って試合を進めていた。

 だが、リードしている状況で判断ミスが出るなどバタバタしてしまう。MF宮下蓮の好守などで前半を1-0で折り返したが、後半9分に相手FKをクリアできずに失点。16分には相手の速攻を浴び、勝ち越し点を奪われてしまった。

 その時点でまだ20分以上の時間があったが、その場その場のプレーになってしまい、“良い時”とは程遠いゲームに。齋藤コーチは「勝つために必要なことを考えてプレーしているように見えない。精神的な幼さをクリアしないと」と厳しく指摘していた。

 MF藤井海和やFW森山一斗らがAチームの選手権メンバーに。加えて負傷者もいて、“全国制覇”が難しい状況であったことは確か。だが、今年の1年生は、主力組抜きでも紅白戦でAチームと互角に戦うなど期待されている世代。“全国決勝”で露呈した課題を改善し、流経の歴史の中でも強い世代になる。

(取材・文 吉田太郎)

●【特設】2018年度ミズノ全国ルーキーリーグ交流大会

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