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ユース取材ライター陣が推薦する「選手権注目の11傑」vol.3

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安藤氏が注目するMF武田英寿(青森山田高

 ゲキサカでは12月30日に開幕する第97回全国高校サッカー選手権の注目選手を大特集。ユース年代を主に取材するライター陣に、恒例の「選手権注目の11傑」を紹介してもらいます。第3回は“ユース教授”ことサッカージャーナリストの安藤隆人氏による11名です。

安藤隆人氏「今年ももう終わろうとしています。前橋育英の劇的な初優勝から、もう1年が経とうとしています。この時期の恒例となった選手権11傑を早速選びたいと思います。今年も自分が監督になったつもりで、フォーメーションに当てはめて選んで行きます。括りは1、2年生のみで、フォーメーションは3-4-3です」

以下、安藤氏が注目する11名
GK中川真(徳島市立高2年)
「個人的にGKを選ぶ上での絶対条件は180cmオーバー。そして願わくば185cmオーバーであって欲しい。その中で中川は188cmの高さを持ち、ハイボールの強さに自信を持つことから選出した。セービング技術が高いが、まだフィールディングやポジショニングに課題がある。しかし、伸びシロは十分のGK」

DF高橋祐翔(米子北高2年)
「3バックの真ん中には高さがあって、フィードが上手い選手を置いておきたい。彼は188cmの高さがあって、しかも左利き。最終ラインから弾く力と、カウンターの起点になってもらいたい。カバーリング技術もあるだけに、かなり楽しみなDFリーダーだ」

DF丸山海大(東福岡高2年)
「180cmの高さと堅実性がある守備力を誇る。個人的には高橋を3バックの左に移して、彼を真ん中に置いても面白いと考えている。クレバーでチャレンジ&カバーも上手い、最終ラインのバランサーとなってくれるはずだ」

DF長江皓亮(矢板中央高2年)
「彼には弾く力に期待したい。対人に強く、ロングボールに対しても鋭く反応し、1対1にめっぽう強い。彼を3バックの右に置いて、高橋と丸山にバランスを支えてもらいながら、彼の前への強さを引き出すと、かなり面白い3バックになるだろう」

MF武田英寿(青森山田高2年)
「青森山田では2シャドーの一角を担っているが、ここではダブルボランチの一角として存在感を出してもらいたい。彼の良さは高性能な左足を持ち、ボックスtoボックスを動きながら、的確な判断に基づいたプレーが出来る。プレーメーカーとしての期待大」

MF藤井海和(流通経済大柏高1年)
「173cmと小柄だが、フィジカルレベルは高く、守備センスは抜群。危機察知能力とバネを持ち、カバーリングから空中戦まで幅広くこなせるルーキー。守備的ボランチとして武田の攻撃力を支える重要な役割を担うが、それをこなせるだけのフットボールインテリジェンスを持っている」

MF佐々木ムライヨセフ(桐光学園高2年)
「左利きで、瞬間的なスピードで相手を切り裂くように交わして行くサイドアタッカー。ボールを引き出す部分ではまだ課題が残るが、オンになってからの切れ味は凄まじい。左のインサイドウィングの西川との桐光学園コンビもこのチームの攻撃の大きなアクセントになる」

MF森山一斗(流通経済大柏高1年)
「爆発的なスピードを持って右サイドを駆け上がるアタッカー。果敢な突破はブロックを作られても破壊出来る力を持っており、左からは佐々木が、右からは彼がスピードアタックを仕掛ける攻撃はまさに脅威だ。負けん気の強さも魅力で、臆すること無く自分の力を出せる男だ」

FW染野唯月(尚志高2年)
「1トップはこの男で決まりだ。屈強なフィジカルと運動量、そして空中戦の強さを駆使して、前線で広範囲に渡ってターゲットになれる『ムービングポストプレーヤー』だ。彼の変幻自在な動きから、個性的な1.5列目が飛び込んで来る攻撃は圧巻だろう」

FW西川潤(桐光学園高2年)
「左のインサイドウィングもこの男しか居ないだろう。今大会最注目の男は、ずば抜けたサッカーセンスを持ち、高度な技術が詰まったドリブルと左足のシュートで、このチームのポイントゲッターとなる。染野との相性も良く、さらに左ウィングバックには同じチームの佐々木が居るだけに、この3枚の関係は想像しただけでもワクワクする攻撃を生んでくれそうだ」

FW渡邉颯太(草津東高2年)
「右のインサイドウィングは抜群の身体能力を誇り、オンの時のバリエーションが豊富なこのアタッカーに決まりだ。178cmの高さと跳躍力、そしてスプリント力にも長け、前線で変化に富んだ動きでポストプレーから裏への飛び出し、クロスへの対応と幅広く出来る。染野とポジションを入れ替えながらプレーすることで、相手守備陣も的を絞りにくくなるだろう」


以下、布陣図は
        染野
     西川    渡邉
佐々木             森山
      武田  藤井   (晴山)
   丸山   高橋   長江
  (高橋) (丸山)
        中川

※次点で帝京長岡高の2年生FW晴山岬を入れたい。彼は右のウィングバックで森山と悩みに悩んだ存在。チームでは2トップの一角だが、フィジカルとスピード、足下の技術に優れ、彼をウィングバックに置いても面白い攻撃が出来るのではと期待し、次点として付け加えさせてもらった。

執筆者紹介:安藤隆人
 日本列島、世界各国を放浪するサッカージャーナリスト。育成年代を精力的に取材する“ユース教授”。主な著書は『走り続ける才能たち 彼らと僕のサッカー人生』『壁を越えろ 走り続ける才能たち』(いずれも実業之日本社)、『高校サッカー聖地物語』(講談社)など

●【特設】高校選手権2018

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