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武藤らへの信頼語る森保監督、大迫代役に期待するのは「得点を奪うこと、得点に絡むこと」

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公式会見に出席する森保一監督

 日本代表は12日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティスタジアムで公式練習を行い、13日のアジアカップグループリーグ第2戦・オマーン戦に向けて最終調整した。練習後には公式会見が行われ、森保一監督とDF長友佑都(ガラタサライ)が出席。森保監督は「最終的にだれが出るかは明日のメンバー発表直前まで考えて決めたい」と、オマーン戦のスタメンについてギリギリまで熟慮する考えを示した。

 ベースは9日のトルクメニスタン戦(○3-2)から継続する見通しだが、発熱の影響で合流が遅れたMF遠藤航(シントトロイデン)のコンディションに目途が立てば、DF冨安健洋(シントトロイデン)に代わってボランチで先発する可能性が高い。また、右臀部の違和感で別調整が続いているFW大迫勇也(ブレーメン)に関しては指揮官も欠場を明言。「FWの選手に関しては、間違いなく新たに明日、先発する選手がいると思う」と言及した。

 大迫に代わる1トップ候補はFW武藤嘉紀(ニューカッスル)かFW北川航也(清水)。いずれにしても「やってもらいたいのはまず得点を奪うこと、得点に絡むこと。FWとして、攻撃の選手としての役割を結果として出してもらいたい」と、ゴールという結果に絡むプレーを期待した。現時点では武藤の先発が濃厚と見られ、追加招集で森保ジャパンに初招集された26歳がロシアW杯グループリーグ最終戦のポーランド戦(●0-1)以来となる代表戦出場を果たしそうだ。

 当初のメンバー発表からはFW浅野拓磨、MF中島翔哉、MF守田英正の3人がケガで不参加あるいは離脱となり、武藤、MF乾貴士(ベティス)、DF塩谷司(アルアイン)が追加招集された。3人はいずれも森保ジャパン初招集だが、森保監督は「乾にしても武藤にしても塩谷にしても、チームとしては初招集だが、スカウティングで彼らのゲームは見ているし、3人とも私が監督、コーチとして一緒に試合や大会を戦った経験のある選手たち」と指摘。コーチとして帯同したロシアW杯でともに戦った武藤と乾、広島監督時代の愛弟子でもある塩谷の個性、特長は熟知している。

「チームにどうフィットするかということも、彼らの特徴を踏まえたうえで招集している。いつ試合に出ても彼らはフィットして、自分たちの良さを出すとともに、チームに貢献してくれると思っている」と信頼を寄せた。

(取材・文 西山紘平)

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