第97回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜選考合宿が24日から静岡県内で行われている。最終的に18名が日本高校選抜として4月に欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(ドイツ)に出場する。

　選手権4強の尚志高(福島)FW伊藤綾汰(3年)は12月上旬に入院していた影響で、選手権は準々決勝までは交代出場。それでも、先発出場した準決勝含めて印象的なパフォーマンスを見せたFWは高校選抜候補入りを果たした。合宿初日の紅白戦でいきなりファインゴールを決めるなど攻撃力を見せている伊藤がが選手権についてや高校選抜、19年の意気込みについて語った。

―選手権を振り返って。
「チームとしては全国制覇を目指してきた中で3位という結果に終わってしまったんですけれども、自分たちのやりたいサッカーは全国に表現できたかなと思っています」

―個人的には体調ベストではない中でも評価されて高校選抜入り。
「凄く最初は驚いていて、でも選ばれたからにはしっかりやっていこうと切り替えました」

―合宿初日はナイスゴールも。
「あんまり動いていなかったんですけれども、結構イメージはちゃんと持っていたのでいい感じに打てました」

―外国人相手に試したいこと。
「外国人は凄く独特の間合いというか、日本よりも凄く足が伸びてきたりするので、ボールの置きどころとか気をつけてボールを獲られないという持ち味のところを出していけたらいい」

―合宿で意識する選手は?
「山田の檀崎(竜孔)は仲良いので、一緒にやれるチャンスですし、一緒にやりたいですね」

―ライバルでもある。
「ポジション争いにも勝って、なおかつ一緒に出られればいいと思っています。一緒にやりたいですね」

―欧州遠征メンバー入りへの意気込みを。
「結果を出さないと残っていけないと思っているので、しっかりとゴールとアシストで結果を残せるようにしていきたいです」

―高校3年間で学べたことは?
「高校サッカーはしっかり守備とかしないと勝ち抜けないというところで、選手権は守備陣がしっかりと身体を張ってくれて勝てたので、そこは自分の足りないところでもあるのでウィークポイントを直していきたい」

―19年の目標を。
「新しい環境(法政大)になりますけれど、1年だからと言って遠慮するんじゃなくて、自分の持ち味をどんどん出して行って、試合に出て行ければいいと思っています」

(取材・文　吉田太郎)

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