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香川真司の獲得が「夢」だったデュッセルドルフ幹部、ドルトムントとの意見交換で断念

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今冬にベシクタシュへ移籍したMF香川真司

 日本代表MF宇佐美貴史が所属するデュッセルドルフは1月の移籍市場で、一時MF香川真司の獲得を検討していたようだ。クラブのルッツ・ファネンシュティール取締役が地元紙『ライニシェ・ポスト』のインタビューで明かした。

 モナコからの興味が伝えられ、ハノーファーがドルトムントとレンタル獲得で合意に至るなどで騒がしい移籍市場を過ごした香川。結局最終日にトルコのベシクタシュへの加入が決まり、今季終了までのレンタル移籍が実現した。

 一方で、昇格組のデュッセルドルフも香川獲得の可能性を調査していたようだ。クラブの補強を担当するファネンシュティール氏は、次のように話している。

「何人ものファンに話しかけられたんだ。『お前たちは何でボーっとばかりしてカガワの獲得に動かないんだ?彼はデュッセルドルフに住んでいるのに』と。私は彼らにこう答えた。『私だってカガワ(の獲得)は夢だった。でもドルトムントの責任者たちと数字について意見交換したら悪夢にうなされたよ。経済面において、ドルトムントは我々とは別のリーグに所属する。カガワのような選手は我々にとっては絶対に無理。単純にそういうこと』とね」

『ビルト』によれば、ドルトムントでの香川の年俸は600万ユーロ(約7億5000万円)。現在のブンデスリーガ1部で最も予算が少ないと見られるデュッセルドルフは、主力選手数人分のサラリーを1人に支払うわけにいかないようだ。

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