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「シュート狙えよ」FK譲った東慶悟が17歳久保から感じていた覚悟

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今季からFC東京の10番を背負うMF東慶悟

[2.23 J1第1節 川崎F0-0FC東京 等々力]

 11歳年下の17歳にキッカーを譲った。FC東京は前半41分にPA右角の少し外側でFKを獲得。ポイントに立ったのは右利きのMF東慶悟と左利きのMF久保建英だった。

 左足で狙うには絶好の位置だったが、東によると、「ちょっと遠慮気味だった」という久保に対し、「タケ(久保)に『シュート狙えよ』と僕から言った」のだという。助走に入る前に東が左腕を上げてキッカーのふりをしたが、実際に蹴ったのは久保。左足から放たれた鋭い弾道のキックは右ポストを直撃。GKチョン・ソンリョンは反応できなかったが、惜しくも枠に嫌われ、ゴールとはならなかった。

 昨年8月、横浜FMに期限付き移籍した久保にとっては、半年ぶりに復帰したFC東京でつかんだ開幕スタメンのチャンスだった。「ああいうところで思い切って打ってほしいから」という東なりの“親心”だったが、それも「今年に懸ける思いはキャンプからみんなに伝わっていた」から。「それをチームに還元してくれたし、頼もしい選手」という信頼の証しでもあった。

 ポスト直撃のFKだけでなく、果敢な突破に体を張った守備と攻守に存在感を示した久保に対し、東は「若い選手が思い切ってプレーしてくれて、他の若い選手にも刺激になるし、僕ら年齢が上の選手にも刺激になる」と目を細めた。

 28歳の東自身、今季に懸ける思いは強い。今季から背番号も10に変更となり、キャプテンにも就任した。「正直、僕自身、ちょっと硬かった。(開幕前に)いろんな取材を受けて、いろんなことを語っている中で、自分自身、プレッシャーも感じていた」と苦笑いしたが、だからこそ「徐々に慣れて、自分のプレーも良くなると思うし、チームもレベルアップしていきたい」との手応えもつかんだ。

 2連覇中の王者相手にアウェーで手にした勝ち点1。それでも「勝ち点1に満足はしていないし、強い相手だから勝ち点1でいいとは思ってない」と力を込めると、「またいい準備をして、次の試合で勝ち点3を取れるように練習からやっていきたい」と、次節3月2日の湘南戦(BMWス)を見据えた。

(取材・文 西山紘平)

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